ケイス・キーナムはNFLで培った11年の経験を、それを必要としているチームに提供する。

シカゴ・ベアーズが現地4日（金）、キーナムと1年契約を結ぶと発表。

キーナムのNFLの旅路はまさに多難だ。12年目のプロシーズンを迎えるにあたって契約を結ぶベアーズが所属先としては9チーム目となり、新天地でも、ここ最近の役回りと同様、若い先発クオーターバックに共有する知恵と知識を多く持った有能なベテランバックアップを務める。

ベアーズはここ数年、実績のあるバックアップをロースターに保持することの重要性を学んできた。ちょうど2シーズン前には当時ルーキーだったタイソン・ベージェントを5試合（うち4試合に先発）で起用せざるを得ない状態に陥った。ベージェントは先発試合の戦績を2勝2敗としている。2024年ドラフト1位指名のケイレブ・ウィリアムズがプレーできなくなった場合に誰がバックアップを務めるかはまだ分からない。

ウィリアムズもまた、キーナムのようにNFLキャリアで多くの試合を目にしてきた選手のサポートがあれば、2年目のシーズンで新たなヘッドコーチとなるベン・ジョンソンのオフェンスに適応しやすくなるかもしれない。

37歳のキーナムはヒューストン・テキサンズ（3回）、セントルイス時代のラムズとロサンゼルス・ラムズ、ミネソタ・バイキングス、デンバー・ブロンコス、ワシントン、クリーブランド・ブラウンズ、バッファロー・ビルズを渡り歩いてきた。

過去2シーズンはテキサンズでC.J.ストラウドのバックアップとして過ごし、2023年は2試合に出場してパス53回中34回成功、291ヤード、タッチダウン1回、インターセプト3回を記録するも、2024年は出場機会を得られていない。キャリア通算80試合に出場したキーナムはそのうち60試合で先発、1万5,175ヤードを投げてタッチダウン79回、インターセプト51回をマークしている。

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