タイタンズがQBシェドゥーア・サンダースの陣営と面談、プロデー終了後の非公開ワークアウトの中止に合意
2025年04月06日(日) 08:44
チーム公式サイトのライターであるジム・ワイアットによると、テネシー・タイタンズは現地4日(金)にコロラド大学のプロデー終了後にドラフト候補生のクオーターバック(QB)シェドゥーア・サンダースの陣営と面談し、以前に予定されていた非公開ワークアウトを中止することに合意したという。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは先週月曜日に、サンダースとそのチームメイトであるトラビス・ハンターが4月9日(水)にワークアウトを実施する予定だと報じていた。
タイタンズはワークアウトを行う代わりに、サンダースに対する評価を、過去に視察した試合、試合の映像、前述のプロデー――サンダースは60回以上のパスを投げ、インコンプリートをわずか4回にとどめた――に基づいて行う予定だ。
チーム公式サイトによれば、タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)マイク・ボルゴンジは金曜日のセッションを終えた後に「シェドゥーアはボールをうまく投げていて、トラビスと一緒にプレーする姿も見ることができた」と述べたという。
「そして、トラビスは映像で見る限り、私がこれまで見てきた中で最も俊敏なアスリートだ。素晴らしい。シェドゥーアがすべてのワークアウトをやり遂げ、その後に2分間ドリルに参加するところを見ることができたのはよかった。そこでは単純に、映像で見ていた多くのことが確認できた。彼がディープボールを通せるということを、今日ここで確認した」
「つまり、本当に良いワークアウトだった」
ドラフトまで3週間を切った中、全体1位指名権を保持しているタイタンズは主導権を握っている。
クオーターバックを必要としているタイタンズにとって、サンダースは最も有力な選択肢の1つだ。
サンダースは大学で4年間、父親のディオン・サンダースの下でプレーしていた。最初の2シーズンを過ごしたジャクソン州立大学では、6,963ヤード、タッチダウン70回、インターセプト14回を記録している。その後、ビッグ12に移籍し、競争が一段と厳しくなる中で飛躍を遂げたサンダースは、2023年から2024年にかけてコロラド大学で司令塔を務め、7,364ヤード、タッチダウン64回、インターセプト13回をマーク。最終シーズンにはキャリア最高の成績を残し、37回のタッチダウンに加え、パス成功率(74%)とパスヤード(4,134ヤード)ではカンファレンスをリードした。
非公開のワークアウトをキャンセルしたからといって、タイタンズが4月24日(木)に下す決断が確定したわけではない。確認が必要な部分をすべて見たと感じ、キャム・ウォードのような他のQB候補を検討する可能性も十分に考えられる。しかし、ドラフトシーズンにおいては、実際に手札が明かされるまで確かなことは1つもない。
タイタンズが正式にどの方向に進むかは、今から数えて3回目の木曜日に明らかになる。
【RA】