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新HCジョンソンとの関係構築に意欲を見せるベアーズQBウィリアムズ

2025年04月09日(水) 10:52


シカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ【AP Photo/Kyusung Gong】

今オフシーズン、シカゴ・ベアーズは最も注目されていた攻撃コーチをヘッドコーチ(HC)として迎え入れた。今後はベン・ジョンソンとクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズの関係がうまくいくかどうかがカギとなる。

ベアーズは今週からオフシーズンワークアウトを実施しており、ウィリアムズは現地8日(火)にハラス・ホールで「俺たちが一緒に成長していくことが重要だ。今から始める。彼が俺を後押ししてくれることが大事だし、俺も彼もそれを理解している」と語った。

浮き沈みの激しいルーキーシーズンを過ごしたウィリアムズは、ペース配分や、ワイドレシーバー(WR)に目を向け続けることに苦戦した。その一方で、強力な腕力や、動きながらパスを投げる能力など、非凡な才能の片鱗も見せている。それこそ、ウィリアムズが1年前にドラフト全体1位指名を受けた要因だ。

2年目を迎えるにあたり、23歳のウィリアムズは2024年シーズンの試練から学ぶことを目指している。

2年目のシーズンについて「ものすごく楽しみにしている」と明かしたウィリアムズはこう続けた。

「このポジションにつくことができ、浮き沈みのあった1年目を過ごし、その上で去年と同じかそれ以上の自信を持ってここに来ることができ、今いる仲間たちとここに集まることができている。みんなと一緒に仕事を始めるのが本当に待ちきれない」

今週、その第一歩を踏み出したウィリアムズは新しいオフェンスのケイデンスやハドルの流れを確認していると明かした。大学時代の大半やルーキーシーズンをショットガンフォーメーションで過ごしてきたウィリアムズは、ジョンソンHCのスキームが求めるアンダーセンターフォーメーションにも慣れていくことになる。

キャリア2年目のウィリアムズは、自分が成長すればチーム全体が発展することを理解しており、ジョンソンHCの指導があればそれを実現できると繰り返している。

NFLがQB中心のリーグであることについて、ウィリアムズは「そのポジションがうまくいけば、いろいろな部分に役立つ」と語った。

「絆を築くこと、(ジョンソンHCが)俺をプッシュしてくれること、何年にもわたって一緒に成長していくことはきっと楽しいはずだ。待ちきれないよ。彼はとても賢くて頭の切れる人だから、俺がフットボールについてもっと学べるように手助けしてくれるだろう」

理論上、ベアーズにはジョンソンHCの下で即座に立て直しを図れる要素がそろっている。しかし、フットボールは机上で戦うものではない。ベアーズがオフシーズンの楽観的な見通しをフィールドに反映させるには、まずはウィリアムズがジョンソンHCの計画をすぐに受け入れ、そのスキームの中で優れた結果を出さなければならないだろう。

【RA】