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ジャガーズQBローレンス、復帰時期は未定もシーズン開幕時には“万全な状態”になると楽観的な見通し

2025年04月10日(木) 09:13


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【Kathryn Riley via AP】

2025年シーズンはジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスのNFLキャリアにとって重要なシーズンとなるだろう。しかし、肩の手術を受けたローレンスは新ヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンが計画している仕事に本格的に取り組む前に、健康上の基準をクリアしなければならない。

現時点でローレンスには、復帰に向けた明確な期限や目標となる日時は設定されていない。現地9日(水)、ローレンスは“シーズン開幕に向けて万全な状態”になることに“非常に楽観的”だが、現在は“自分のペースを保つこと”に集中していると語った。

ローレンスはオフシーズンの計画について「最初のうちは投げる回数を少なめにして、完全に回復するまで徐々に増やしていく形になるだろう」と明かしている。

「そうなると想像しているし、ハンドオフの動きなんかは少し制限することになるだろうけど、それ以外はそんなに長引かないと思う。すでにボールを投げていて、距離を伸ばしたり投球数を増やしたり、少しずつ段階を踏んでいるところだ。とにかく賢く進めて、いきなり無理をしないようにしている。ただただ目標に向かって努力している」

ローレンスは左肩(非投球側)の肩鎖関節のケガを修復するために受けた手術からの回復を目指している。投球には使わない肩だが、クオーターバックとしてプレーする上で重要な要素であることに変わりはない。キャンプ開始まで数カ月あるものの、コーエンHCがローレンスの足の動きを修正し、パサーとしての一貫性をより一層高めることを目指しているため、回復に向けたタイムラインは非常に重要なものとなっている。

リハビリをしながらそれを試みるのは簡単なことではない。ローレンスはコーエンHCのシステムに適応するにはそれが不可欠であることを理解している。コーエンHCは、進みながらオープンなターゲットを見つけるために、一貫したフットワークを基盤とするシステムを採用している。

「自分のフットワークについては、長年のプレーを通じて、ちょっとした弱点だと感じていた部分がある」と語ったローレンスはこう続けた。

「それで、いくつかの点を話し合ってきた。何が弱点なのか、取り組むべき点として何を挙げたらいいのかってね。このシステムではタイミングが重要で、プレーの進行に合わせて足を動かし、タイムリーにプレーする必要がある。それによってバックサイドに戻ったり、チェックダウンとかそういった動きを選んだりできるようになるし、タイムリーにプレーすることに安心感を持つことができる。これまで学んできたどのシステムよりも、しっかりと構造化されていて、それに基づいたものになっている」

「これには努力が必要だ。自分のスタンスを変えるとか、そういうちょっとしたことだし、多くの人が気づかないような小さいことだけど、俺はこれまで別のやり方で練習を積んできたから、それらをすべて自分で習得して、キャンプが始まる頃には準備ができているようにしないといけない」

まだ完全には回復していないものの、ローレンスはOTA(チーム合同練習)でコーエンHCと共に細かい部分に取り組むことになるだろう。水曜日に本人が話していたように、ローレンスは100%の状態に“向かいつつある”。

ジャガーズファンはシーズン開幕まで余裕を持った状態でローレンスが完全回復することを望んでいるだろう。

【RA】