ベアーズに寄せられる過度な期待を軽くあしらうCBジョンソン、「それは何度も経験済みだ」
2025年04月10日(木) 15:20
ヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソンの就任とロースターの強化を受け、今オフシーズンはシカゴ・ベアーズに対する楽観的な見方が強まっている。
長年、そうした見方にだまされてきたベテランコーナーバック(CB)ジェイロン・ジョンソンが4月に過剰な期待を抱くことはない。
チーム公式記録によると、ジョンソンは現地8日(火)に「それは何度も経験済みだ。俺が興奮するのは、11月や12月に勝って、何かを変えてプレーオフに進出できたときだと思う」と語ったという。
ジョンソンはクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズに対する期待が過剰に高まっていた2024年シーズン開幕前にも同じような言葉を口にしていた。ジョンソンの発言は的を射ており、ベアーズは昨季に低迷し、その結果としてマット・エバーフラスHCが解雇されている。
ジョンソンにとって、春や夏に出てくる話や過度な称賛は無意味なものであるため、そうしたノイズを無視するのは簡単なことのようだ。
「自分とは関係のないことだ」と強調したジョンソンはこう続けている。
「俺に関係があるのは、自分がどれだけ努力するか、ユニットとしてどれだけ努力するかだ。正しい方向に進むことが大事だ。それ以外の話や過剰な期待などについては――そうだな、期待が高ければ試合に勝てるというわけじゃない。俺はここでしばらくやっているし、過度な期待を寄せられながら試合に勝てなかった経験もある。俺としては正直、勝利に関係ないことを気にするつもりはない」
ジョンソンが所属してきた5シーズンで、ベアーズは一度も勝率.500以上の成績を残していない。その間にベアーズがプレーオフに進出、あるいはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で2位以上につけたのは、ジョンソンのルーキーシーズンだけだった。そのような背景を踏まえると、ジョンソンの発言は理解できると言えよう。プロボウルに2回選出された経歴を持つジョンソンは、うわさだけにとどまらず、実際に勝利を収める準備を整えている。
【RA】