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WRピケンズとメットカーフの存在は相手守備に混乱をもたらすとスティーラーズTEフリーアムス

2025年04月11日(金) 12:05


ピッツバーグ・スティーラーズのジョージ・ピケンズ【AP Photo/Matt Freed】

ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズとD.K.メットカーフのコンビは、相手にとって縦方向の脅威となるのは間違いない。そこにタイトエンド(TE)パット・フリーアムスが加われば、ディフェンスを大混乱に陥れることができるトリオが完成する。

一部ではスティーラーズがピケンズのトレードを検討しているとの報道もあるが、コーチングスタッフとフロントオフィスは、このワイドレシーバーデュオを同時に起用するのがベストだと考えている。

フリーアムスは『The Kaboly + Mack Show(ザ・カボリー+マック・ショー)』のインタビューで、ピケンズとは何度も話をしており、本人が準備万端であることを明かしている。

『Steelers Depot(スティーラーズ・デポ)』によれば、フリーアムスは現地9日(水)に「このオフシーズンに彼とはかなり話をしている。GPは素晴らしい選手で、ロッカールームにも欠かせない存在だ。もちろんフィールド上ではいろいろ起きるけど、それもフットボールの一部だし、競争心の現れでもある。彼はチームのことを考えているし、努力を惜しまない。才能も間違いなく本物だ」と語ったという。

「外側に彼とDKがいて、俺が中でプレーすることで、相手ディフェンスは混乱するだろう。GPはDKと一緒にプレーする準備ができているし、競争を恐れないタイプだから、DKから学ぼうという姿勢もある。とにかく、GPはすでにやる気満々だ」

もしスティーラーズが方針を変えてピケンズをトレードするのであれば、そのタイミングは2025年のNFLドラフト前になると見られている。一方で現体制を維持する場合、縦方向の脅威となるピケンズとメットカーフの存在が、ランゲームを活性化させるだけでなく、フィールド中央のスペースを広げてフリーアムスを活かすことにもつながるかもしれない。

フリーアムスはスティーラーズでの4年間で1度も750レシーブヤードを超えたことはない。しかしながら、ラインバッカー(LB)やセーフティ(S)とのマッチアップに強く、26歳となった今、よりスペースの広がるパスオフェンスの中ではそのキャッチ力をさらに発揮できると期待されている。メットカーフの加入によってターゲット数が減る可能性はあるものの、その分、広いスペースで1対1を仕かけるチャンスが増えるかもしれない。

スティーラーズのパスキャッチャー陣に関する議論のカギは、最終的にシーズン第1週の先発QBが誰になるかにかかっている。チームは現在も4度のMVP受賞を誇るアーロン・ロジャースの決断を待っている状況にあるが、同時に複数のドラフト候補QBとの面談も進めている。誰が司令塔を担うにしても、スティーラーズでは近年にないほどダイナミックなオフェンスを構築できる可能性を秘めたトリオとともにプレーすることになる。

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