チーム面談で自分らしさを貫くコロラド大学QBサンダース、「好感を持ってくれる人も、そうでない人もいる」
2025年04月11日(金) 12:09
クオーターバック(QB)シェドゥーア・サンダースが今週にピッツバーグ・スティーラーズを訪問した際、周囲には眉をひそめる者もいた。
当然ながら、2025年のNFLドラフトの注目プロスペクトであるコロラド大学のサンダースにとって、注目を浴びるのは今に始まったことではない。サンダースが求めているのはカメラを向けられることではなく、将来のフランチャイズQBとして検討してくれている各チームに、自分がどうフィットするかを知ることにある。
現地10日(木)、サンダースは『The Insiders(ザ・インサイダー)』に出演していたイアン・ラポポートとトム・ペリセロに、ピッツバーグの空港から次のように語った。
「どのチームと話すときも、成功するためにどれだけの努力が必要かを理解しているし、周囲の人間関係や雰囲気も見ている。だから、自分がどんな状況でどう対応するべきかを把握していて、それぞれのフランチャイズで成功するには何が必要かもわかっている」
「だから今はただ冷静に観察しながら、すべてを見極めて、フランチャイズを良い方向に変えるには何が必要かを見ているところだ」
サンダースは、今月後半に自身を指名するチームを自らの力で変革するという意気込みを、これまでにも堂々と語ってきた。その率直な発言が一部のチーム関係者やコーチの反感を買っている可能性はあるが、本人にその姿勢を変えるつもりはない。
「コーチたちに会いに行ったり、いろいろなフランチャイズを訪れたりするとき、自分が本当に思っていることや感じていることを正直に伝えている」とサンダースは言う。
「気分を害する人もいれば、好感を持ってくれる人も、そうでない人もいる。不快に感じる人もいれば、むしろ歓迎してくれる人もいる。彼らは自分という人間、そして選手としてどんな人物なのかを理解することになる。だから自分としても、彼らとどんなカルチャーや人間関係を築くことになるのかをしっかり見極める必要がある」
2025年のNFLスカウティングコンバイン以降、同じくクオーターバック候補として評価の高いマイアミ大学のキャム・ウォードとの間に差がつき始めているという、アナリストや予言者の見方をサンダースは何度も目にしている。その理由はさまざまだが、サンダース自身は、将来の雇用主となるチームとのやり取りにおいて、そうした批判に一喜一憂するつもりはないようだ。
どのチームに行こうとも、自らのパフォーマンスで語るつもりだ。
「めちゃくちゃ楽しいよ。彼らが次にどんなことを言い出すのかを見るのが面白い」とサンダース。
「最初は肩の強さが足りないと言われたけど、俺は大学でしっかりタッチダウンを決めてきた。それから、ボールを叩きすぎるとも言われたけど、それもプロデーの前までは誰も問題にしていなかった。フィールド外でトラブルを起こすようなこともないから、メディア向けのネタ探しに苦労しているみたいだ。でも、その勢いで続けてくれて構わない。次はどんなストーリーを作ってくるのか楽しみにしている」
【R】