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2人の息子をNFLのQBに育て上げた元TEドン・ハッセルベックが逝去、享年70

2025年04月15日(火) 12:20


ドン・ハッセルベック【NFL】

NFLのタイトエンド(TE)としてプレーした9年間で1度のスーパーボウル制覇を経験し、2人のNFLクオーターバック(QB)の父親でもあるドン・ハッセルベックが現地14日(月)に亡くなった。70歳だった。

息子のマットによると、ドンは自宅で心停止に陥り、その後に亡くなったという。

マットはソーシャルメディアで「彼は素晴らしい夫であり、父親であり、祖父であり、友人であり、コーチであり、選手であり、同僚であり、アーティストであり、メンターであり、ストーリーテラーだった」とつづっている。

「コロラド大学でオールアメリカンに選ばれ、レイダースでスーパーボウル制覇を成し遂げた人だが、私たちが最も誇りに思っているのは、彼がこの家族のリーダーだったことだ」

ドン・ハッセルベックはコロラド大学での卓越したキャリアを経て、1977年のドラフト2巡目でニューイングランド・ペイトリオッツから指名された。ペイトリオッツで6シーズンを過ごしたハッセルベックは1981年にキャッチ数(46回)でチームトップに輝き、808ヤード、タッチダウン6回を記録した。

ハッセルベックは1983年シーズンの序盤にロサンゼルス・レイダース(現ラスベガス・レイダース)にトレードされ、チームのスーパーボウル制覇に貢献。レギュラーシーズンに2回のタッチダウンキャッチを決めた身長約201cmのハッセルベックは、スーパーボウルでエクストラポイントをブロックし、レイダースがワシントン・レッドスキンズ(現コマンダース)を38対9で下すのを後押しした。

翌年にミネソタ・バイキングスに移籍したハッセルベックは、1985年にニューヨーク・ジャイアンツでキャリアを終えている。

ハッセルベックはキャリア通算でレギュラーシーズンの123試合に出場し、キャッチ107回、1,542ヤード、タッチダウン18回を記録した。

ハッセルベックの2人の息子はNFLのクオーターバックとして活躍。マットはプロボウルに3回選出され、2005年シーズンにはシアトル・シーホークスの先発としてスーパーボウルに出場した。ティムは主に控えとしてプレーしていた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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