未来についてはまだ決まっていないとQBロジャース、「何に対してもオープン」
2025年04月18日(金) 11:54
現地17日(木)に“The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)”に出演したフリーエージェントのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、自らの未来について何も明かさなかった。ロジャースによれば、2025年NFLシーズンに向けて大きな決断をする前に、今は待機状態にあるという。
「何に対してもオープンだ。何にも縛られていない」とロジャースは語っている。
1月以来のメディア対応を行ったロジャースは、20年のキャリアを経た今、引退も一つの可能性だと発言。また、次の行き先として、ピッツバーグ・スティーラーズを排除することもなかった。つまり、2025年NFLドラフトが1週間後に迫った段階で、ロジャースには自分の次のプランがまだ分かっておらず、少なくとも、何かを明かす準備もできていない。
41歳のロジャースは来季にどこでプレーするかの決断が遅れている理由として、引き続き「個人的な事情」があるとしている。さらに、現在は“真剣な交際”をしており、いくつかの個人的な関係が優先事項になっているとも話した。
「俺の親しい、インナーサークルの中に、困難と闘っている人が数人いる。だから、1月にフットボールを離れてから、俺はたくさんのことに注意を払っているんだ。俺が一番集中しているのはそこ。どこかのチームに献身するのは大きなことで、それは1年目の選手だろうが、20年のベテランだろうが変わらない」とロジャースは言う。
最近、最も多く名前が挙がっているチームがスティーラーズだ。ロジャースは3月21日にスティーラーズと面会しており、その1週間後にはスティーラーズが新たに獲得したレシーバーであるD.K.メットカーフとUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でスローイングセッションを行っている。
「このプロセス全体に、適切な注意を払いたかった。その一つが、D.K.みたいな人と話すこと。これは言わせてほしいんだけど、本当に素晴らしいやつだ。ものすごく素晴らしい。彼はフットボールを愛している。なんてやつなんだ」とロジャースは言う。
4月24日(木)に始まるドラフトを前に、スティーラーズのロースターにいるクオーターバックはメイソン・ルドルフとスカイラー・トンプソンのみだ。ロジャースはスティーラーズからははっきりとした期限を設けられていないと話しており、チームとは“コミュニケーションをつないでおきたい”と語った。
一つ、ロジャースがプレーしないであろうチームが、ニューヨーク・ジェッツだ。ロジャースは過去2年にわたるチームの機能不全について触れ、新ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンおよびジェネラルマネジャー(GM)ダレン・ムージーとの最初のミーティングがうまくいかなかったと明かした。
対面でのミーティングのために長距離を飛んだロジャースは、ジェッツの新リーダーシップとの面会が“数時間”になると予測していた。しかし、その面談はグレンがクオーターバックのポジションについて、別の方向に進むつもりだと話したことで、だしぬけに終わっている。
「ちょっとショックだったよ。そういう可能性があると思っていなかったからショックだったってわけじゃない。もちろん、彼らが別の方向に進みたいっていうなら、それでいいさ。だけど、俺ははるばる移動してきたんだ。そういう話なら、電話でも言えただろ」とロジャースは振り返った。
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