ブラウンズの先発QBは「特に決まっていない」とQBフラッコ
2025年04月18日(金) 11:59
ケニー・ピケットは、自身がクリーブランド・ブラウンズの先発クオーターバック(QB)になるつもりでいると宣言している。
一方で、新たに契約したベテランQBのジョー・フラッコは、現地17日(水)に出演した『ESPN Cleveland(ESPNクリーブランド)』のラジオ番組内で、先発の座を明言することを避けた。
「誰が先発QBになるかについては、特に決まっていないと思う」とフラッコは述べた。
「だからこそ、QBルームに加わって、まだ自分にプレーできる力があることを証明したい。チームの一員としてベストを尽くし、自分の価値を示すつもりだ。新天地でも主役になりたいという気持ちは常に変わらない」
ブラウンズは、チームの一員として2023年にカムバック・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いたフラッコと、インセンティブ込みの契約を締結。40歳のベテランは昨季をインディアナポリス・コルツで過ごしていた。ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーのシステム下での経験と実績を考慮すれば、ピケットとの一騎打ちになった場合、フラッコがリードする可能性もある。
注目は1週間後に迫る2025年NFLドラフトで、ブラウンズがルーキーQBを指名するかどうか、またそのタイミングが1巡目かどうかだ。フラッコは、たとえ若手QBが加わったとしても、メンター役を務めることに何の抵抗もないと語っている。むしろ、有能なQBがそろうことは、チームにとってプラスだと考えている。
「QBルームに競争があることは、学びの場となり、最高の自分を引き出す助けになる」とフラッコは話している。
1月に40歳となったフラッコは、2008年にボルティモア・レイブンズから1巡指名を受けてNFL入り。今季で18年目を迎える。フラッコは、家にいるのを避けたいからプレーを続けていると冗談交じりに話した。
「フットボールが大好きなんだ」とフラッコは言う。
「今でも高いレベルでプレーできると感じている。これまでの人生に後悔はない。自分にまだやれるという感覚があって、しかも他の誰かも自分にチャンスを与えるだけの価値があると思ってくれている。そういう状況でフットボールをやらずにいたら後悔するだろう。それに、家には子どもが5人もいるから、少し離れる時間も必要なんだ」
ブラウンズは、そんなフラッコにキャリアを続けるチャンスを与えた。1週間後には、彼が開幕先発争いに名を連ねるのか、それとも若手QBを導く存在となるのかが見えてくるはずだ。
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