ロサンゼルス市消防局航空部門から2025年NFLドラフトに臨むラムズ
2025年04月18日(金) 14:16
ロサンゼルス・ラムズが2025年NFLドラフトで使用する“ドラフトハウス”のために荷造りしている。それを持っていく先は、カリフォルニア州ヴァン・ナイズ空港内にある114消防署だ。
ラムズはドラフトオペレーションをロサンゼルス市消防局(LAFD)の空港内施設から行うと発表。これは1月にロサンゼルスで発生した山火事の際に尽力したファーストレスポンダーの人々に敬意を表してのことだという。
ラムズ社長のケビン・デモフは木曜日に発行した声明で「LAFD航空部門からドラフトに臨むことは、ロサンゼルスを代表することの意味を力強く思い出させてくれる」と述べ、こう続けた。
「1月に山火事がわれわれの地域に大きな打撃を与えて以来、われわれは “LA Together(LAトゥギャザー)”を立ち上げ、復興を促進し、被害を受けた人々を元気づけ、ファーストレスポンダーの方々に光を当ててきた。われわれは謹んで、NFLで最も重要なときの1つにLAFDと協力し、この街を守るために日々、自らの命を危険にさらしてきた人々への感謝を表していく」
ラムズとLAFDはLAFD航空部門内の一室を改装し、4月24日(木)から26日(土)の間、ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードとヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイのドラフト本部とする。また、期間中は隣接する格納庫がコーチ、スカウト、チーム職員、および報道陣のためのスペースとして使用される。
NFLドラフトの2日目が始まる前に、ラムズはさらに山火事の際に出動したファーストレスポンダーたちを迎え、デモフ、マクベイをはじめとするラムズ首脳陣と対話の機会を持つ。
LAFD航空部門はNFLドラフト期間中も、通常通りの稼働を行う。
ラムズはまた、『Zillow(ジロー)』と提携してLAFD航空部門のレクリエーションルームの改修を行うことも木曜日に発表している。
臨時消防局長のロニー・ビラヌエバは声明の中で「ロサンゼルス市消防局と、山火事の被害を受けたコミュニティに対する、ロサンゼルス・ラムズの揺るぎない支援に、とてつもなく感謝している」とコメントした。
「NFLドラフトをLAFD航空部門から行うことは、われわれの航空部門の、特に去る山火事の時期にロサンゼルスを守るために果たした、非常に重要な役割に焦点を当てることだ。ラムズの寛大さ――われわれの署を改修し、消防隊員たちを評価すること――は、われわれが職務にあたるこの街への深い献身を表している。この意義深いイベントにおいて、ラムズと並び立つことを楽しみにしている」
1月17日、ラムズやロサンゼルス・チャージャーズを含む、ロサンゼルスに拠点を置くスポーツチームが協力し、SoFiスタジアムの近くで山火事の被害者に対し、衣服や靴、食料や雑貨に使用できるギフトカード、食品などの生活必需品の配布を行った。
ラムズは来週にウィスコンシン州グリーンベイで実施されるトレードに向けて全体26位指名権を保有している。
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