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2017年ドラフト1巡目指名のセインツOTラムチェックが引退を発表

2025年04月18日(金) 15:34


ニューオーリンズ・セインツのライアン・ラムチェック【NFL】

ライアン・ラムチェックが現地17日(木)に、多くの人々が予期していたことを正式に発表した。

ニューオーリンズ・セインツでオールプロに輝いたことが1度あるライトタックル(RT)のラムチェックが、チームで過ごした8年を経て引退することを発表。

「なんてすごい旅だったんだろう」とラムチェックはソーシャルメディアへの投稿で振り返った。

「NFLまでの道のりは簡単なものじゃなかった。みんなが期待しているようなストーリーじゃない。疑われたときもあったし、俺自身が自分を信じられないときもあった。人生っておかしなものだ。時には、通る者の少ない道が、思いもよらない場所へ通じていたりするけど、結局は目指していた場所にたどりつく。今、俺はこれまでのすべての寄り道や曲がり角を思い出している。“溶接工”になるためのテクニカルカレッジから、NFLでオールプロになるまでのね。引退する今、俺の胸はこのスポーツが与えてくれたすべてのものへの感謝でいっぱいだ」

30歳のラムチェックは2023年12月10日以来、試合に出場していない。最終的には膝のケガに阻害され、早い段階でキャリアを終えることになった。ラムチェックは2021年シーズンに、軟骨の問題で試合を欠場するように。このシーズンには10試合に出場した。2023年のラスト4戦を逃した後、ラムチェックはオフシーズンに膝の手術を受け、2024年シーズンを前にリザーブ/PUPリストに登録される。このシーズンはすべて欠場することになった。

2017年にセインツがドラフト1巡目の全体32位で指名したラムチェックは、欠かすことのできない先発メンバーになった。新人でありながらも先発メンバーになったラムチェックは、2019年にオールプロのファーストチーム、2018年と2020年にオールプロのセカンドチームに選ばれている。ルーキーシーズンから2020年までの間に、ラムチェックはセインツが4年連続でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを獲得するのを助け、いずれは殿堂入りが確実なクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズのためにブロックする、頼れる守備陣の一角として活躍した。

5シーズンにわたり、ラムチェックとテロン・アームステッドはセインツにリーグでも最高レベルのタックルデュオをもたらした。同じく負傷の影響を受けたアームステッドも、このオフシーズンに引退を表明している。

自身がドラフトされてから8年、ウィスコンシン州出身のラムチェックは2025年NFLドラフトでセインツの代表を務め、ドラフト2日目および3日目のセインツの指名のいくつかを発表することになっている。あまりにも早く終わってしまった輝かしいキャリアにふさわしい喝采を、ラムチェックはそこで受けることになるだろう。

「人生の次の章を楽しみにしているし、この先もずっと感謝している。生涯“Who Dat(フー・ダット)”さ」とラムチェックは語った。

「GOATを長い間守ってきたセインツの伝説のタックル2人が、いずれもこのオフシーズンに引退」

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