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QBロックとの契約によってQBのドラフト指名が「不可能になるわけではない」とシーホークスGMシュナイダー

2025年04月22日(火) 11:24


シアトル・シーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダー【Kevin Terrell via AP】

シアトル・シーホークスは今オフシーズンにクオーターバック(QB)陣を刷新したが、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーはなおも動きを続ける可能性がある。

ジーノ・スミスをラスベガス・レイダースにトレードし、サム・ダーノルドと契約したことにより、先発の構図は変化した。ドリュー・ロックをバックアップとして加え、サム・ハウエルと昨年のほとんどを練習生として過ごしていたジャレン・ホールも擁しているシーホークスのQB陣は充実している。

シュナイダーGMは先週に出演した『Seattle Sports 710 AM(シアトル・スポーツ710AM)』で、ロックの獲得によってシーホークスがシグナルコーラーをドラフトで指名することが「不可能になるわけではない」と述べた。

「素晴らしい状況だと思う」と強調したシュナイダーGMはこう続けている。

「うちには本当に気に入っている選手が4人いる。それによって、ドラフトでの動きや状況の把握が不可能になるわけではない。まさに“よし、これを混ぜてみよう”という感じだ。ドリューには他の機会もあったから、早めに決着をつけた方が良いと思い、きちんとまとめて彼をチームに迎え入れてから、ドラフトで何が起こるか見極めようということになった。プロセスを進めていく中で、クオーターバックで最適な人材を見つけるのは難しいことだからね」

シュナイダーGMは今年のQB候補生が一部の批判者が指摘するほど悪くないと明言している。シーホークスがドラフト1巡目でクオーターバックを指名する可能性は低いかもしれないが、フリーエージェント(FA)のマット・フリンと契約した後にラッセル・ウィルソンを指名した2012年と同様に、シュナイダーGMが中盤に指名を行う可能性はある。2010年に就任して以来、シュナイダーGMが指名したクオーターバックはウィルソンと、2018年ドラフト7巡目で獲得したアレックス・マクガフの2人だけだ。

ロックとの契約がシーホークスのドラフト計画に影響を与えることはないはずだが、先発経験を持つハウエルの存在は不要になるかもしれない。シーホークスはかつて2022年ドラフト5巡目で指名されたハウエルとオフシーズン中に決別する可能性があり、トレードのうわさはすでに広まっている。

【RA】