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健康を維持できればサック数でNFLトップになると自信を見せるバッカニアーズDTカンシー

2025年04月22日(火) 12:16


タンパベイ・バッカニアーズのカライジャ・カンシーとカロライナ・パンサーズのブライス・ヤング【AP Photo/Jacob Kupferman】

2023年NFLドラフトの全体19位で指名されてから、タンパベイ・バッカニアーズのディフェンシブタックル(DT)カライジャ・カンシーがレギュラーシーズンにフル出場したことはない。

厄介なふくらはぎのケガに苦しめられてきたカンシーは、最初の2シーズンで合計8試合の欠場を余儀なくされた。

しかし、2025年に17試合を通して健康を維持できれば、サック数でNFLトップになる自信があるとカンシーは話している。

チーム公式記録によると、カンシーは現地21日(月)に「もし全17試合に出場できたら、サックリーダーになった姿を見てもらうことになると思う」と語ったという。

2シーズンの通算サック数が11.5回の選手にとってはかなり高い目標だと言えるが、2023年ドラフト1巡目指名を受けたカンシーは、成功のカギはシーズン序盤の健康維持にあると考えている。

カンシーは、シーズンに向けた準備に集中し、これまでの2シーズンで悩まされてきたケガの問題を回避することについてバッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズと話し合ったと説明した。ルーキーシーズンの第1週に負傷したカンシーは、その後の3試合を欠場。昨季はシーズン最初の5試合を逃した。

ヘッドコーチとの話し合いについて「どちらかと言えば、自分がシーズン開幕に向けての準備を整えられているかを確認するためのものだった」とカンシーは振り返っている。

「最初の2シーズンのように(8)試合も欠場することがないようにすること、欠場しないためにできることをすべてやって、ハイレベルで支配し続けることが大事だ」

サックリーダーの座を争うライバルはチーム内にもいる。

バッカニアーズはアウトサイドラインバッカー(OLB)ハサン・レディックを獲得し、かつてドラフト2巡目指名を受けたディフェンシブエンド(DE)ローガン・ホールやラインバッカー(LB)ヤヤ・ディアビーも擁している。自分もサック王争いに名乗りをあげることになると信じているディアビーは次のように語った。

「彼が俺の成功を願ってくれているように、俺も彼の成功を願っているけど、それはお互いに競い合わなきゃいけないことだ。面白くなるぞ」

それは注目に値する目標だと言えるが、カンシーはルーキーシーズンに14試合に出場して4回のサックを記録した後、昨季に12試合で7.5回のサックをマークした。つまり、その生産性は著しく上昇している。24歳のシーズンを迎えるにあたり、ピッツバーグ大学出身のカンシーは素晴らしいパフォーマンスで大きく飛躍するかもしれない。

【RA】