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リチャードソンとジョーンズの両QBが「いずれかは」プレーすると予想するコルツGMバラード

2025年04月22日(火) 10:44


インディアナポリス・コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラード【AP Photo/Darron Cummings, File】

インディアナポリス・コルツが自主参加のオフシーズンワークアウトを開始した。これにより、クオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンとダニエル・ジョーンズの先発争いが本格的に始まる。

オフシーズンプログラムのフェーズ1はミーティングやワークアウトが中心で、フィールドで実際にプレーすることはないが、この時期が夏を通じて続く競争の土台となる。

現地21日(月)、ジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードは先入観を持たずにプロセスを進めていくと述べ、最終的な決断はヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケン、攻撃コーディネーター(OC)ジム・ボブ・クーター、オーナーのジム・アーセイと協議したうえで下すと明かした。バラードGMはリチャードソンとジョーンズがキャリアを通じて経験してきた苦難は、両者にとってプラスになる可能性があるともつけ加えている。

「このゲームで上手くなるためには、悪い時期を経験しなければならないこともある」と語ったバラードGMはこう続けた。

「上達する前に苦労しなければならないときもある。そうだろう? うちにいる2人の選手は、本当に強い輝きを放つ瞬間もあれば、よくない場面も経験してきた。それは問題ない。その経験があるからこそ、2人は成長し、チーム全体もより良くなると思っている。競争は全員の力を引き出すものだし、そうなると私は思っている」

「オフシーズンが始まる前日にここに座って、どうなるかを想像するなんて。終わりを想定して始めるのはよくない。私たちはそうしない。ドラフトと同じだ。終わりを見据えて始めるべきではない。成り行きに任せて、競わせて、チームに最も勝利のチャンスを与えてくれる選手を見極める必要がある。もし賭けをするなら、いずれは2人とも私たちを助けてくれるだろう」

コルツはリチャードソンと競争させるべく、昨シーズンにニューヨーク・ジャイアンツからカットされたジョーンズを3月に獲得した。2023年ドラフト全体4位指名を受けたリチャードソンは、昨季に2試合でベンチに下げられ、4試合をケガで欠場している。

QBポジションについて柔軟な考え方を持つことは、今週に実施されるドラフトの1巡目または2巡目でQBを指名する可能性を意味しているのかと尋ねられたバラードGMは、次のように答えた。

「もしその価値があると思う選手がいたら、間違いなくそうするよ。そうしないわけないだろう?」

それは3人のQBが競争することを意味するのかと質問されたバラードGMは「もちろん。そういうストーリーを書きたいなら、書いていい」と答えた。

最も可能性が高いのは、コルツがロースターの他の部分を強化しつつ、リチャードソンとジョーンズにシーズン第1週の先発の座をかけて競わせることだ。

【RA】