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ライオンズ社長ウッドがドラフト開催地グリーンベイに対して皮肉、「今季も2位か3位だろう」

2025年04月23日(水) 11:13


デトロイト・ライオンズチーム社長兼CEOのロッド・ウッド【Ryan Kang via AP】

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区を2年連続で制したデトロイト・ライオンズが、強気な姿勢を見せている。

グリーンベイで開催される2025年NFLドラフトを数日後に控えた現地21日(月)、ライオンズのロッド・ウッド社長が、ドラフトの開催地をデトロイトに戻したいという話の中で、ディビジョンライバルのグリーンベイ・パッカーズに対して皮肉を放った。

『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のマーロウ・アルターが報じたところによれば、ウッドは「ドラフトを再びデトロイトで開催するよう、NFLに働きかけている。彼らがわれわれの成功を超えることはないだろう」と述べたという。

「グリーンベイは到底及ばない。今季も2位、あるいは(記者の)ブラッド・ギャリに言ったように、昨年のように3位かもしれない」

この発言が飛び出したのは、『Detroit Economic Club (デトロイト経済クラブ)』主催のドラフトランチ会。ライバルへの軽口を放つには絶好の場だった。冗談めいた口調ではあったが、パッカーズファンにとっては穏やかではいられない内容だろう。ロンバルディトロフィー4つを誇る彼らからすれば、スーパーボウルに出場したことのないライオンズに言われる筋合いはないという声も出るはずだ。

ライオンズは昨シーズンを15勝2敗で終え、1952年から1953年以来となる2年連続のNFC北地区制覇を達成した。

デトロイトは2024年のNFLドラフトを開催し、3日間で77万5,000人以上、初日には27万5,000人超を動員する記録を打ち立てた。一方で、グリーンベイの観光局『Discover Green Bay(ディスカバー・グリーンベイ)』は『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対し、今年の来場者数は約25万人を見込んでいると話している。

このオフシーズン、パッカーズは立て続けに言葉の矢を浴びている。最初の一撃は、ライオンズの元攻撃コーディネーター(OC)で現シカゴ・ベアーズのヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソンからのマット・ラフルアーHCへの皮肉だった。そして今回、ウッドの発言がその流れに加わった。パッカーズはこの秋にランボー・フィールドで反撃に出るしかないだろう。

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