ジャイアンツが全体3位でペンシルベニア州立大学のアブドゥル・カーターを指名
2025年04月25日(金) 10:20
昨シーズンの成績がわずか3勝だったジャイアンツが、今シーズンにリーグ屈指の恐ろしいパスラッシュコンビを擁する可能性が出てきた。
現地24日(木)、ジャイアンツがウィスコンシン州グリーンベイで行われている2025年NFLドラフトの全体3位でペンシルベニア州立大学のディフェンシブエンド(DE)アブドゥル・カーターを指名した。
今年の候補生の中でトップレベルの才能を持っていると多くの人から見なされていたカーターは、1巡目指名選手がそろう恐ろしいディフェンシブフロントの一員となる。クオーターバック(QB)をドラフト全体3位で指名することも選択肢として考えられていたが、フリーエージェント(FA)だったラッセル・ウィルソンおよびジェイミス・ウィンストンを獲得したため、QBの指名は必ずしも必要ではなかった。そして、ジャイアンツが確かな才能を持つ数少ない選手を見逃すことはなかった。
ディフェンシブラインの内側を、肘のケガからの回復を目指すディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンス(2019年ドラフト1巡目指名:ジャイアンツ)が支える中、カーターはエッジに配置され、DEブライアン・バーンズ(2019年:カロライナ・パンサーズ)とケイヴォン・ティボドー(2022年:ジャイアンツ)とタッグを組むことになる。
ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンは以前、ティボドーの5年目オプションについてはドラフト後に決定すると述べていた。カーターの指名がその決定に影響を与える可能性は確かにあるが、ジャイアンツが今後、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区およびそれ以外の対戦相手のオフェンスに大きな混乱を引き起こす可能性があることを考慮すると、ゴッサムシティには期待が高まる理由があると言えるだろう。
同じくペンシルベニア州立大学出身で、今後は地区ライバルとなるダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズから指導を受けてきたカーターは、爆発的なエッジラッシャーとしてのポテンシャルをNFLで発揮するはずだ。
【RA】