シカゴ・ベアーズの新ヘッドコーチ（HC）に就任したベン・ジョンソンは、就任会見の場でライバルであるグリーンベイ・パッカーズ、そして同チームのマット・ラフルアーHCを挑発した。

「正直に言って、マット・ラフルアーを年に2回倒すのは、けっこう楽しかった」と、ジョンソンHCはデトロイト・ライオンズ時代にパッカーズに勝利したことについて今年1月に語っている。

一方のラフルアーHCは、反論する機会があるたびにそれをかわしてきた。ただ、過去13試合でパッカーズが11勝を挙げているという一方的な戦績もあり、このライバル関係に関する質問は止む気配がない。

最近出演したポッドキャスト“Bussin’ With The Boys（バッシン・ウィズ・ザ・ボーイズ）”の中で、ラフルアーHCはジョンソンHCに関する質問を茶目っ気たっぷりにかわした。

「ベン・ジョンソンのことは知らない」と切り出したラフルアーHC。

「確執があるかって？ いや、彼のことは知らない。フットボールコーチとしてリスペクトしているし、（ライオンズで）いい仕事をしていたと思うよ。記者会見は面白かったけど、彼に対して確執なんてない。そういうのにはあまり関心がないんだ」

言葉の上では質問を一蹴したラフルアーHCだが、その振る舞いからは、少なくともジョンソンHCに関する質問にいら立ちを感じている様子がうかがえた。記者会見の発言自体にも不快感を抱いている可能性がある。

ベアーズがNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）北地区の踏み台から脱却すれば、NFL屈指のライバル関係に火がつくことになるだろう。2025年に予定されるジョンソンHCとラフルアーHCの初対決までは、パッカーズの指揮官に対する質問は続く見込みだ。もしその1戦でパッカーズが勝利を収めれば、今度はラフルアーHCが反撃に出る準備を整えるかもしれない。

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