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ドラフト時の発言を受けて新人OTキャンベルとプレーすることに「ワクワク」するペイトリオッツQBメイ

2025年05月02日(金) 10:39


ルイジアナ州立大学のウィル・キャンベル【AP Photo/Jeff Roberson】

オフェンシブタックル(OT)ウィル・キャンベルが2025年NFLドラフトの1巡目でニューイングランド・ペイトリオッツから指名されたシーンは、ソーシャルメディアで大きな注目を集めた瞬間の1つとなった。

最初に指名されたオフェンシブラインマン(OL)となったキャンベルは、全体4位で指名された後に感情を抑えきれず、『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェイミー・エルダールに対し、クオーターバック(QB)ドレイク・メイを「守るために戦い、命をかける」と語った。

昨年にペイトリオッツからドラフト全体3位で指名されたメイは、その言葉を聞いて喜んでいる。

メイは現地1日(木)に「生でその言葉を聞いた」と報道陣に明かし、こう続けた。

「そんなことを言われたらやる気が出てくるし、活力がみなぎってくる。今すぐフィールドに出てプレーしたくなるよ。チームがウィルを指名したことにワクワクしている。彼が金曜日に飛行機で到着したときに会えた。これからが楽しみだ。どう見ても、彼はまさにフットボール選手って感じがする。ここにはそういう選手が必要なんだ」

オフシーズンプログラムに臨むにあたり、メイやそのチームメイトたちは新ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルが求めていることを何度も耳にしている。

メイはブラベルHCについて「コーチとは順調だ。彼はずっと前からここににいたかのように見える」とコメント。

「彼はヘッドコーチであることに慣れている。過去にも経験があるし、高いレベルで多くの試合に勝ってきたから、これから始まることが楽しみだ。彼が新しいアイデンティティを築こうとしているのが見て取れる。俺たちはその方向に進んでいるし、彼のやり方を信頼しながら取り組んでいると思う」

ペイトリオッツが2024年シーズンを4勝13敗という悲惨な成績で終えた中で、メイは希望の兆しとなっていた。新人だったメイは投げる時間が与えられたときに強力かつ正確なパスを放ったが、脆弱なオフェンシブラインと限られたワイドレシーバー(WR)陣のせいで、潜在能力を完全に発揮することができず、結果としてブラベルがヘッドコーチに就任した。

ペイトリオッツは今オフシーズンにメイのプロテクション強化に取り組み、センター(C)ギャレット・ブラッドベリーやOTモーガン・モーゼスと契約した上で、キャンベルをドラフトで指名している。ベテランWRステフォン・ディッグスは今オフシーズンにペイトリオッツが獲得した選手として特に大きな注目を集め、WRマック・ホリンズもパスキャッチャー陣を強化する堅実な戦力としてチームに加入した。さらに、ペイトリオッツはメイを支えるダイナミックなランニングバック(RB)としてトレヴェヨン・ヘンダーソンをドラフト2巡目で指名している。

「ワクワクしている。新しい選手がたくさんいるし、高いレベルでプレーしてきたベテランも多い」と話したメイは次のように続けた。

「いろんなポジションで答えを見つけられた気がする。すぐに戦力になってくれるといいなと思っている。それがフリーエージェント(FA)の醍醐味だしね。ここに来て、勝利に貢献してくれる選手を獲得することが大事だ。今すぐ貢献してくれる選手をね。そういう選手を過去数年のドラフトで指名した若手選手と組み合わせて、良い方向に進んでいけたらいいなと思う」

しかし、ブラベルHCの有望な若手QBに対するビジョンにとって最も重要な補強となったのは、ジョシュ・マクダニエルズがペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)として戻ってきたことかもしれない。マクダニエルズはペイトリオッツがスーパーボウルを制覇した6シーズンでいずれもチームに在籍していた。

マクダニエルズのスキームを学び始めた初期段階から“素晴らしい”と感じているメイは、これまで多くの成功を収めてきたオフェンスを完全に理解するために努力していると語った。

「彼のやり方はうまくいっている。論より証拠だ」とメイは話している。

「彼はいろんな選手を指導してきたし、史上最高の選手も指導してきたから、トム(ブレイディ)の昔のプレーを見て、彼がどうやって指導しているのかを見るのは本当にクールだ。トムだけじゃなくて、いろんな選手がこのオフェンスで高いレベルでプレーしてきたから、それを目の当たりにするのは素晴らしいことだし、俺はそのすべてをしっかりと学んでいるところだ」

【RA】