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チャージャーズQBハーバート、ラムズ戦でキャリア初のプレシーズンゲーム出場へ

2025年08月16日(土) 08:49

ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Eric Thayer】

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートが現地16日(土)に行われるロサンゼルス・ラムズ戦で、キャリアで初めてプレシーズンゲームに出場することになった。

木曜日、ヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーはハーバートがSoFiスタジアムで、1回または2回のシリーズでプレーする予定だと明かしている。

ハーバートは「試合に出てパスラッシュを見たかった。クオーターバックとしての練習ではパスラッシュの本当の感覚を常に得られるわけじゃないから、役立つと思ったんだ」と語った。

また、ハーバートは先週に行われたニューオーリンズ・セインツ戦に出場する予定だったが、ラショーン・スレーターが今季絶望のケガに見舞われたことでオフェンシブタックル(OT)ポジションに変更が生じたため、その計画が白紙になったと明かしている。

NFLで6シーズン目を迎える27歳のハーバートは、これまでプレシーズンゲームで一度もパスを投げたことがない。新人だった2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でプレシーズンが中止になった。2021年は、当時ヘッドコーチを務めていたブランドン・ステイリーが、鮮烈なルーキーシーズンを過ごしたハーバートがプレシーズンで負傷するリスクを避けたいと考えた結果、出場が見送られた。ステイリーは2023年まで同じ方針を維持。昨年は、右足の足底筋膜を痛めてウオーキングブーツを着用することになり、トレーニングキャンプの約3週間で欠席を余儀なくされていた。

ハーバートの後にはトレイ・ランスとタイラー・ハイニケが出場する予定だ。ランスはセインツ戦で55パスヤードにとどまったが、キャリー7回でチーム最多となる48ヤードを獲得し、5ヤードのタッチダウンランも決めた。また、デトロイト・ライオンズと対戦したホール・オブ・フェイム・ゲームでは2回のタッチダウンパスを記録し、勝利に貢献している。

セインツ戦で先発したハイニケは、パス5回中1回を成功させて8ヤードを記録した。

ラムズ戦に出場するオフェンスのスターターには、ワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンも含まれる。アレンが先週にチャージャーズに2度目の加入を果たしたことで、ハーバートはお気に入りのターゲットの1人と再びタッグを組むことになった。

ハーバートは「彼はとても賢い選手だ。まったく新しいオフェンスを習得しながら、何も見落とさない。ルートを指示すると、彼はそれを成功させる方法を見つける。彼が素晴らしい感覚を持っていることを分かっているから、安心して投げられるんだ」と話している。

一方、アウトサイドラインバッカー(OLB)カリル・マックとフリーセーフティ(FS)ダーウィン・ジェームズはラムズ戦に出場しない見込みだ。彼らが出場する必要はないと述べたハーボーHCは、次のようにコメントした。

「彼らの準備が整っていることは分かっている。Kマックが(シカゴ)ベアーズにトレードされたときに、全然練習していなかったのにピックシックスや数回のサックを決めたことを覚えている。彼らは優秀で、準備も整っている」

プレシーズンで2勝0敗のチャージャーズは、負傷者が相次いだことを理由に水曜日にラムズとの合同練習を中止した。

「再編成した方が賢明だと判断したため、そのようにした」とハーボーHCは話している。

チャージャーズはコーナーバック(CB)ハリソン・ハンドと契約し、負傷したWRデズ・フィッツパトリックをウェイバーにかけた。

昨シーズン、アトランタ・ファルコンズで故障者リザーブ(IR)に登録されていたハンドは、ミネソタ・バイキングスとシカゴ・ベアーズで通算27試合に出場し、2試合で先発を務めた経験を持つ。2020年ドラフト5巡目でバイキングスに指名されたハンドは、ニューヨーク・ジャイアンツで過ごしていた時期もあった。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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