チーフスWRライス、レギュラーシーズン開幕前に出場停止処分が下される可能性も
2025年08月16日(土) 10:38
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地15日(金)に伝えたところによると、NFLは当初、カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)ラシー・ライスに対して10試合以上の出場停止処分を科すことを提案していたが、NFLPA(NFL選手会)とその処分期間で合意に至らなかったため、9月30日(火)に懲戒審問を実施することになったという。
ペリセロは、チーフスが9月5日(金)にシーズン初戦に臨む前に、出場停止期間についての合意が形成される可能性は依然としてあり、その場合はライスがシーズン序盤の試合を欠場することになり、出場停止期間がシーズン後半までずれ込むことはないとつけ加えた。
ペリセロによれば、今回のようなケースでシーズンの半分以上が出場停止となった前例がないことが、NFLPAやライスの代理人が反発している理由だという。
25歳のライスは2024年3月30日にダラスの高速道路で別のドライバーと共に高速で車を走らせていた際に多重事故を起こし、複数の負傷者を出したとして、今年7月に30日間の禁固刑を言い渡されたことを受け、リーグの個人行動規範に基づき処分を受けることになっている。
審問が予定通り行われた場合、2022年にクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンの処分を下した経歴を持つスー・L・ロビンソン判事が懲戒担当者を務める予定だ。
2023年NFLドラフト2巡目でチーフスから指名されたライスは、キャリア3シーズン目を迎えようとしている。ライスは昨シーズンに4試合に出場したが、膝の負傷によりシーズンを早々に終えた。
【RA】