ロサンゼルス・ラムズとクォーターバック（QB）マシュー・スタッフォードが2025年シーズンに向けた新契約の条件で最終合意に至った。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地5日（月）に関係者の情報として伝えている。

今回の契約交渉は今年2月に行われたNFLスカウティングコンバイン期間中に進められていたが、正式な締結には至っていなかった。ラポポートによれば、スタッフォードは2025年シーズンに合計4,400万ドル（約63億2,000万円）を受け取る予定で、すでに400万ドル（約5億7,000万円）は支払いが済んでおり、残りの4,000万ドル（約57億5,000万円）も全額保証されているという。

さらに、スタッフォードが2026年のフリーエージェント（FA）市場が開始する時点でラムズのロースターに在籍していれば、追加で4,000万ドルが保証される仕組みになっているとラポポートは報じている。

これにより、当初2年間で5,800万ドル（約83億3,000万円）を受け取る予定だったスタッフォードは、総額8,400万ドル（約130億円）を手にする見通しとなった。

このオフシーズン、ラムズはスタッフォードに他チームとのトレード交渉を許可しており、ニューヨーク・ジャイアンツやラスベガス・レイダースが関心を示していたとされる。しかし、最終的にはラムズとの再契約に至った。

現在37歳のスタッフォードについて、ラムズは「年ごとの契約更新」というスタンスを取っており、昨シーズンは7月末になってから新契約がまとまった経緯がある。今年も数カ月の交渉を経て合意に至った形だ。2026年には再び契約交渉の場が設けられる可能性があり、今後の動向が注目される。