49ersが“波乱のない”オフシーズンを過ごしていることに満足するTEキトル
2025年05月07日(水) 09:53
サンフランシスコ・49ersは今オフシーズンにロースターを大幅に刷新したが、少なくともベイエリアに残った選手はドラマが少ないオフシーズンだったと感じているようだ。
タイトエンド(TE)ジョージ・キトルの契約は早期に成立した。クオーターバック(QB)ブロック・パーディーはまだ契約がまとまっていないが、ワークアウトプログラムのフェーズ1に参加しており、これは新契約が間もなく締結される良い兆候となっている。
キトルは『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』のジェニファー・リー・チャンのインタービューに応じた際に、チームが過去数年間で経験してきたような長期にわたるホールドアウトや、QBに関する深刻な問題がなかったことに安堵している様子を見せた。
「契約のためにホールドアウトする選手があまりいなくて幸せだ」と語ったキトルはこう続けている。
「波乱に満ちていないオフシーズンを過ごせてうれしいよ。これまでのキャリアでは毎年、どこかの時点でクオーターバックに関する論争があった。今はそれがないし、順調に進んでいる」
「全員、もしくはほとんどの選手が一堂に集まると、ロッカールームのエネルギーは最高の状態になるし、みんながすごく頑張っている中でウエイトルームも最高の雰囲気になる。今年はフリーエージェント(FA)の選手がたくさん入ってきたから、みんなと顔を合わせておきたいし、トレーニングキャンプの厳しい練習を始める前に、全員のことをよく知っておきたいと思う」
パーディーが自主参加のワークアウトに参加した一方で、キトルは新しい大型契約を締結する前、4月に行われた最初のセッションを欠席していた。
「ブロックがここにいることはチームを強固にしている。ブロックがどんな人かみんな分かっているし、彼はロッカールームですごく社交的なタイプだからね。彼がいることと、みんなと会うことはチームの結束力にとって良いことだ」とキトルは話している。
複数回にわたる契約交渉を経験してきたキトルは、その乗り越え方についてパーディーに助言をすることができたようだ。ベテランタイトエンドのキトルは、かつて49ersに所属していたリチャード・シャーマンから聞いた例え――“交渉は歯の矯正のようなもの”――をパーディーに伝えたと話している。その例えは、長く不快なプロセスだが、最終的には良い結果につながるという意味だ。
キトルは「出しゃばらないようにしながら、できる限りの手助けをしようとしているだけ」とコメントし、「彼は大人だし、自分の人生で何をしたいかを分かっている。でも、ちょっとした助言ができるなら、できる限りのことはする」と続けている。
【RA】