ジャイアンツのドラフト1巡目指名LBカーターが騒動を経て背番号51を着用へ
2025年05月10日(土) 08:31
ラインバッカー(LB)アブドゥル・カーターのジャージー番号を巡る騒動にようやく決着がついた。
現地9日(金)、カーターがルーキーミニキャンプで背番号51を着用することになったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがその決定を知る人物の話をもとに報道。その後、チームはカーターを含む新人選手たちの背番号を正式に発表した。
「ルーキーミニキャンプのジャージー番号!!」
「変更の可能性あり」
Rookie minicamp jersey numbers ‼️
*Subject to change pic.twitter.com/wE0yPMvhLz
— New York Giants (@Giants) May 9, 2025
カーターは金曜日にルーキーミニキャンプの場で背番号51について「もうちょっとしっくりくるようにならなきゃいけない気がするけど、今のところは良い感じだ」と語り、「ほぼそれしか選択肢がなかったけど、良い番号だと思う」と続けた。
51番はレギュラーシーズンの背番号として“ほぼ確定”だと述べたカーターは、次のようにコメントしている。
「ここでフットボールをプレーできるだけでうれしい。俺が気にしているのはそれだけだ」
新人選手の背番号がシーズン開幕前に変更される可能性があることは注目に値する。
ほとんどの番号選択は些細なことに過ぎないが、カーターのケースは大きな騒動に発展。ジャイアンツからドラフト全体3位指名を受けたカーターは、かつてローレンス・テイラーが着用していた56番を身につけることを認められず、フィル・シムズの家族からも背番号11を着用することを拒否された。
永久欠番となった2つの番号が使用できない中、カーターは『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』のカイル・ブラントを含む他の人々から提案された、56番と11番を組み合わせるというアイデアを採用した。
ディック・バトカス、ブライアン・コックス、サム・ミルズ、タケオ・スパイクスなど、51番は著名なラインバッカーが着用してきた背番号だ。
カーターが51番を選んだことの一番のメリットは、その番号を自由に使用でき、許可や交渉、その他の騒動が一切必要ない点だろう。
【RA】