ニュース

レイブンズとRBヘンリーが2年43億円の契約延長に合意

2025年05月15日(木) 12:11


ボルティモア・レイブンズのデリック・ヘンリー【AP Photo/David J. Phillip】

“キング・ヘンリー”のボルティモア・レイブンズでの統治は、少なくとも2027年シーズン末まで続く見込みだ。

現地14日(水)、レイブンズとランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが2,500万ドル(約36億5,574万円)の保証を含む2年3,000万ドル(約43億8,689万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報道。その後、レイブンズがヘンリーの契約延長を正式に発表した。

31歳のヘンリーが受け取る年平均額(1,500万ドル/約21億9,344万円)は、30歳以上のランニングバックとしては史上最高額だとラポポートはつけ加えている。

昨オフシーズンにレイブンズと結んだ2年1,600万ドル(約23億3,967万円)の契約の最終年を迎えようとしていたヘンリーは、レイブンズでの初年度に素晴らしいパフォーマンスを見せたことで大幅な昇給が見込まれていた。

ヘンリーは2024年に攻撃コーディネーター(OC)トッド・モンケンのシステムで飛躍を遂げ、1,921ヤードを獲得。NFL史上初となる2度の2,000ヤード超えを達成する寸前まで迫った。タッチダウンラン数(16回)はリーグ最多となり、スクリメージヤード(2,114ヤード)では、最新の2,000ランヤード超え達成者であるフィラデルフィア・イーグルスのRBセイクワン・バークリーに次ぐ2位となった。

クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンもヘンリーと共に活躍し、パスヤード(4,172ヤード)とタッチダウン数(41回)でキャリアハイを更新した上に、915ランヤードを記録。MVP級のパフォーマンスを見せてリーグトップのオフェンスをけん引した。

レイブンズは12勝5敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区を制したが、ディビジョナルラウンドでバッファロー・ビルズに敗れた。

レイブンズはダイナミックなQBとRBのコンビを軸に、2025年シーズンも再び優勝争いに加わると見られている。また、ヘンリーの即戦力としての貢献を評価することで、契約面の懸念を一切抱えることなく2025年シーズンを迎えるだろう。

9年のキャリアで通算1万1,423ランヤードを記録してきたヘンリーは、歴代ランヤードランキングのトップ10に迫っており、7度目の1,000ヤード超えを達成すれば、複数の殿堂入り選手の記録を上回る可能性がある。

「フロック(レイブンズファン)」

「神は素晴らしい!!」

「@Ravens、この素晴らしい組織の一員でいられることに心から感謝している。そして、これを可能にしてくれたチームメイト全員に大きな感謝を捧げるよ。フロックネーション、いつも支えてくれてありがとう。最終的にチームがトロフィーを掲げるのに貢献するために、全力で取り組んでいく」

「愛を込めて、22より」

【RA】