プライムタイムの試合は「私たちが目指すチームになるために必要なもの」とパンサーズHCカナルス
2025年05月17日(土) 13:38
NFLフランチャイズの中には、プライムタイムの試合が1試合しか組まれていないことで軽視されていると感じるチームもある。
カロライナ・パンサーズとそのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスは、シーズン第12週の月曜夜に実施されるサンフランシスコ・49ers戦を、チームを理想の姿に近づけるための重要な機会と捉えているようだ。
チーム公式サイトのカシディ・ヒルによると、カナルスHCは現地15日(木)に「単純にそういう試合に出場する機会は大好きだ。カメラもいくつか追加されるし、照明を浴びながら素晴らしい相手と対戦することになる。そういう試合こそ、私たちが目指すチームになるために必要なものだ」と述べたという。
パンサーズは11月24日(月)のマンデーナイトフットボール(MNF)で49ersと対戦する予定だ。これは、パンサーズにとって2023年シーズン第10週に実施されたシカゴ・ベアーズとのサーズデーナイトフットボール以来のプライムタイムゲームとなる。MNFに出場するのは、2023年シーズン第2週に行われたニューオーリンズ・セインツ戦以来だ。
つまり、たとえ49ers戦が2025年のパンサーズにとって唯一のプライムタイムゲームだったとしても、それはチームの進歩を示すものであり、今後はその数がさらに増えることが期待されている。
パンサーズは注目を集めた前述の試合でいずれも敗れ、2023年シーズンを2勝15敗という悲惨な結果で終えた。それは、2023年ドラフト全体1位指名を受けたクオーターバック(QB)ブライス・ヤングがチームに加入した最初のシーズンであり、ヘッドコーチを務めていたフランク・ライクがシーズン途中に解雇されるという事態も発生している。それは、マット・ルールがその1年前にたどった運命と同じだった。
カナルスHCは5勝12敗の成績を残した昨季を経て、2年目のシーズンを迎えている。
ヤングはルーキーシーズンから続いていた不調が原因で一時的にベンチに下げられたが、復帰後はアラバマ大学時代に見せていた輝きを取り戻した様子だった。パンサーズはシーズン最後の3試合中2試合で勝利し、シーズン最終戦では延長戦の末にアトランタ・ファルコンズを下している。
少なくとも、ヤングやカナルスHCが率いるパンサーズは、正しい方向へ進みながら2024年シーズンを終えた。
シーズン第12週にパンサーズがどこに向かっているかはまだ先の話だが、カナルスHCは克服すべき大きな課題があると見ている。また、49ersのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーがパンサーズからトレードされて以来、初めて元所属先と対戦するという点も興味深い要素となるだろう。
「その挑戦とは、チームを構築し、地区優勝を目指す中で、国内を横断して敵地に赴き、本当に重要な試合を体感することだ」とカナルスHCは述べた。
パンサーズは再びプライムタイムの舞台に立つ。カナルスHCは、それがより重要な試合やナイトゲームへの出場が増える未来の前兆となることを期待している。
【RA】