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ビルズ新加入のDEボサ、ふくらはぎのケガでトレーニングキャンプまで離脱か

2025年05月28日(水) 09:05


ジョーイ・ボサ【Aaron M. Sprecher via A】

ディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサは今度こそ健康を維持するために努力してきたが、早くも壁にぶつかっている。

現地28日(火)、バッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットがOTA(チーム合同練習)の開始時に、ボサが先週に行われたチームワークアウト中にふくらはぎを負傷し、トレーニングキャンプまで離脱する見込みだと明かした。

マクダーモットHCは報道陣に「彼は少なくとも春の間は離脱する見込みだ。その後でトレーニングキャンプを迎えることになる」と述べている。

「トレーニングキャンプまでには復帰できるはずだ。負傷したのは先週の後半で、今はまだ、それがどのような影響を及ぼすのかを探っている段階だ。ジョーイはそれまで良いスタートを切っていたから、離脱するのは残念だ。しかし、それによって他の選手は、チームが前進する中で、ステップアップし、質の高い練習機会を得るチャンスをつかめるだろう」

5度のプロボウル選出を誇るボサだが、ここ数年は健康を維持することに苦戦している。29歳のボサが最後に全試合に出場したのは2019年シーズンだ。過去3シーズンはケガによってキャリアに大きな影響が出ており、レギュラーシーズンの23試合を欠場。2024年はロサンゼルス・チャージャーズで14試合に出場したが、かつての輝きを見せることはほとんどなかった。サック数は5回と、6試合以上に出場したシーズンとしてキャリア最低の数字となっている。

チャージャーズから放出された後、ボサはビルズと1,200万ドル(約17億3,011万円)が保証された1年1,261万ドル(約18億1,806万円)の契約を締結。しかし、6月を迎える前に早くも新たな負傷問題に直面している。

「いいか、これは心配なことだ」とマクダーモットHCは語り、こう続けた。

「耐久性や出場可能な状態であることは、うちのロースターにとって重要な要素となる。基本的には、彼が今やっていることを踏まえて先を見据えている状態だ。それはつまり、必要な治療を受け、治療に懸命に取り組むことであり、彼が今、コントロールできるのはそれだけだ。復帰できるようになったら復帰するし、今のところはトレーニングキャンプ頃になると思っている。私たちもできる限りのことをするし、彼もそうすると信じている。あとは1日1日を大切にしていくだけだ」

ボサが健康を維持できなければ、ビルズはグレゴリー・ルソーやA.J.エペネサ、フリーエージェント(FA)として加入したマイク・ホイトとローテーションで起用するために、新たなベテラン選手の獲得を検討するかもしれない。

OTAを欠席するのはボサだけではない。マクダーモットHCによれば、新契約を求めているランニングバック(RB)ジェームス・クックも火曜日に自主参加のワークアウトに参加しなかったという。

【RA】