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【2016年第11週】メキシコでも絶好調のレイダース、テキサンズを下して今季8勝目

2016年11月22日(火) 14:25

オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Eduardo Verdugo】

現地21日(月)、第11週のマンデーナイトフットボール(MNF)となるヒューストン・テキサンズ対オークランド・レイダース戦がメキシコ・メキシコシティにあるエスタディオ・エステカ・スタジアム(アステカ・スタジアム)を舞台に行われた。アメリカ国外で行われる初めてのMNFゲームとなったこの試合は、第4クオーターにスコアをひっくり返したレイダースが27対20で勝利し、今季8勝目を挙げている。

試合最初のドライブから、テキサンズはクオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーがワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスに24ヤードパスを投げてフィールドゴールレンジまで進み、キックを成功させて先制点を決めた。テキサンは守備陣の要となるディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットがケガで欠場する中、DEジェイデビオン・クロウニーとノーズタックル(NT)ビンス・ウィルフォークを中心にQBデレック・カーにプレッシャーを与え続け、レイダースに得点のチャンスを作らせない。

それでもランニングバック(RB)ラタビアス・マレーの短いランなどで第1クオーターの終盤にかけて敵陣まで進入したレイダースは、第2クオーター最初のプレーでカーからRBジェイレン・リチャードへの17ヤードパスでタッチダウンを決める。直後にはテキサンズのRBタイラー・アービンがパントボールをファンブルし、レイダースが敵陣19ヤード地点でリカバー。タッチダウンこそ逃したものの、フィールドゴールを成功させてレイダースが点差を広げた。一方のテキサンズはオズワイラーが浮き沈みの激しいパフォーマンスを見せるも、RBラマー・ミラーの活躍で敵陣までボールを進め、最後はWRブラクストン・ミラーがエンドゾーンでオズワイラーのパスをつないで試合を振り出しに戻す。その後は両チーム守備陣が奮闘して得点を許さず、同点のまま後半に突入。

第3クオーター早々にカーのパスをコーナーバック(CB)A.J.ボウイがインターセプトし、得点のチャンスを作ったテキサンズ。オズワイラーが自ら敵のタックルを受けながらもファーストダウンを決める根性強さを見せてチームを盛り上げると、続けてミラーも短いながらもしっかりヤードを稼ぐランでエンドゾーン手前へと進み、最後はミラーが1ヤードランでボールを押し込んでタッチダウン。テキサンズがリードを奪って見せる。レイダースも敵のペナルティなどで敵陣10ヤード以内まで攻め込み、フィールドゴールを決めて反撃した。

テキサンズが4点リードした状態で迎えた第4クオーター序盤に再びフィールドゴールを成功させて点差を広げたテキサンズだったが、直後のドライブでカーからRBジャマイズ・オラワリーへの75ヤードパスでタッチダウンを許し、スコアを同点にされてしまう。テキサンズ攻撃陣も意地を見せ、オズワイラーのパスなどで敵陣15ヤードまでボールを進めるも、フォースダウンギャンブルに失敗して相手にボールを献上。レイダース攻撃陣はこのチャンスを逃すことなく、カーからWRアマリ・クーパーへの35ヤードパスでタッチダウンを獲得してリードを奪った。その後、テキサンズは反撃できず、レイダースが要所でファーストダウンを決めて試合終了。

レイダースQBカーはパス31回中21回成功、295ヤード、3タッチダウン、1インターセプトと申し分ない活躍を見せた。RBマレーはキャリー12回、33ヤードと決して満足できるランができなかったものの、それをレシーブ5回、59ヤードで補った。

対するテキサンズQBオズワイラーはパス39回中26回成功、243ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。RBミラーはキャリー24回、104ヤードに加え、レシーブ5回、25ヤードをマークし、攻撃陣の要として健闘しただけに悔しい一敗となった。