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コルツ、QBラックの脳しんとうプロトコル入りを発表

2016年11月22日(火) 14:19

インディアナポリス・コルツのアンドリュー・ラック【AP Photo/Darron Cummings】

3日後にピッツバーグ・スティーラーズ戦を控えたインディアナポリス・コルツに大問題が発生している。

第11週にテネシー・タイタンズと対戦し、24対17で勝利したコルツのヘッドコーチ(HC)チャック・パガーノが現地21日(月)、クオーターバック(QB)アンドリュー・ラックが脳しんとうプロトコルに入ったと明かしたのだ。

パガーノが報道陣に明かしたところによると、ラックが頭部を負傷したのは第4クオーター中とのこと。アメリカのサンクスギビングデーにあたる24日(木)のスティーラーズ戦に関してはダウトフル登録となっている。パガーノはラックが試合に出場できるかどうかについていかなる憶測もせず、こう述べた。

「それは様子を見ているうちの医師とトレーナー次第だ」

情報筋が『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに語ったところによれば、コルツはバックアップとしてスコット・トルゼンを先発させる見込み。29歳のトルゼンはこれまでに2回しか先発出場の経験がなく、昨季、グリーンベイ・パッカーズで1回のパスを投げた以外、トルゼンが2013年以降にレギュラーシーズンで出場した記録はない。

ラックの容態の深刻さはまだはっきりしていないが、脳しんとうを発症した選手が短期間で復帰することは極めて稀だ。それでも、パッカーズのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスが第6週の日曜日の試合後に脳しんとうプロトコル入りした後、第7週のサーズデーナイトフットボールまでに復帰できたことは朗報かもしれない。とはいえ、頭部のケガは選手ごとにプロトコルの手順が異なる。

『The Indianapolis Star(ジ・インディアナポリス・スター)』のザック・キーファーは『Twitter(ツイッター)』を通じてラックが負傷した可能性のある場面をこう指摘している。

「ラックが脳しんとうを発症するに至ったプレーはこれだと思う。彼の頭が芝生にヒットしているのが見て取れるはずだ」