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ベアーズLBフリーマンが4試合の出場停止

2016年11月22日(火) 11:37

ミネソタ・バイキングスLBジェレル・フリーマン【AP Photo/Nam Y. Huh】

シカゴ・ベアーズの負の連鎖が止まらない。

ワイドレシーバー(WR)オルション・ジェフリーが4試合の出場停止処分を受けてからわずか1週間後、運動能力向上薬の使用でNFL規定に違反したベテランのラインバッカー(LB)ジェレル・フリーマンに4試合の出場停止処分が下った。なお、この処分に際しては罰金の支払いはない模様。

この処分は即時有効となり、今後のテネシー・タイタンズ、サンフランシスコ・49ers、デトロイト・ライオンズ、グリーンベイ・パッカーズの試合を欠場することになる。30歳のフリーマンは12月19日(月)から練習復帰が可能となり、試合出場は最短で第16週のワシントン・レッドスキンズ戦となる。

フリーマンは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じて、「コーチやチームメイト、ベアーズ組織、そしてファンの皆に謝罪したい。誤って処方された薬を服用してしまったが、これも全て自分の責任だ。薬物に関してはNFLの全選手が教育を受けていて、皆それに関してはよく知っているはずだ。キャリアを通し、自分が間違ったことを一切してこなかったことに関しては誇りに思っている。4試合の処分後、またフィールドに戻り、別の良い話題で取り上げられるよう頑張る」と投稿している。

ヘッドコーチ(HC)のジョン・フォックスは「オルションの時と同様に、非常に残念な思いだ」と語った。

2勝8敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区の最下位に低迷するベアーズにとって、フリーマンの離脱は泣きっ面に蜂といった状態。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によると、フリーマンはLBとして現在までにリーグナンバー2の成績を収めている。ベアーズの中でもフリーマンが受けた663ものスナップ数はトップであり、ダニー・トレバサンに次いで最も信頼の置けるLBであるのがこのフリーマンだった。

2週連続で同じようなネガティブなニュースを聞かされるベアーズのファンが、あまりにも不憫だ。