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バッカニアーズLTワーフスが膝の手術へ、PUPリストでシーズンスタートの可能性も

2025年07月10日(木) 08:30

タンパベイ・バッカニアーズのトリスタン・ワーフス【AP Photo/Peter Joneleit】

タンパベイ・バッカニアーズは2025年シーズンをオフェンスの主力選手を欠いた状態で迎えるかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(水)に状況を知る人物の話をもとに、オールプロ選出経歴を持つレフトタックル(LT)トリスタン・ワーフスが火曜日に膝の手術を受け、PUP(故障者)リストに入った状態でシーズン開幕を迎える可能性が高いと報じた。

第一報を報じたのは『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドだ。

PUPリストでシーズンを迎える場合、スターLTのワーフスは少なくとも4試合を欠場することになる。

ワーフスは2024年シーズン中に右膝の問題を抱えていたが、欠場したのはわずか1試合だった。オフシーズンのワークアウトでは膝に装具を着けたまま制限付きで参加していた。

NFLで最も高額な報酬を得ているオフェンシブタックル(OT)をシーズン開幕時に欠くことは、バッカニアーズのオフェンスにとって大きな痛手となるだろう。ワーフスはこの2シーズン、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドのブラインドサイドで堅固な守りを見せてきた。ライトタックル(RT)としてキャリアを開始したワーフスは、2023年にレフトタックルに転向。難しいポジション変更を、まるで自然なことのようにやってのけた。

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、2024年にメイフィールドの盾となったワーフスはサックを一度も許さず、QBプレッシャーも13回に抑えたとのことで、それは600回以上のスナップに参加したどのオフェンシブタックルよりも少ない数字だったという。

バッカニアーズはかつてサンフランシスコ・49ersでプレーしていたOTチャーリー・ヘックと契約しており、ヘックはシーズン開幕時のワーフスの代役候補とみなされている。しかし、いずれの代役もオールプロのファーストチームに2度選出された経歴を持つワーフスには劣るだろう。

バッカニアーズはシーズン初戦でアトランタ・ファルコンズと敵地で対戦した後、敵地でのヒューストン・テキサンズ戦、ホームでのニューヨーク・ジェッツ戦およびフィラデルフィア・イーグルス戦に臨む予定だ。

【RA】