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ラムズRBコーチがカイレン・ウィリアムズのオフシーズンでの「爆発力」とリーダーシップを評価

2025年07月10日(木) 09:47

ロサンゼルス・ラムズのカイレン・ウィリアムズ【Edgar Garibay via AP】

ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズは2024年シーズンにキャリアハイとなる1,299ランヤードを記録したが、他のトップRBのようにビッグプレーを生み出すことはできていなかった。

ウィリアムズは昨季にランヤードで7位にランクインしたが、それは主にキャリー数が多い(316回、リーグ3位)ことに起因しており、キャリー平均ヤードは4.1ヤードと、ランニングバックの中では30位タイとなっている。驚くべきことに、ウィリアムズは昨シーズン、20ヤード以上のランをわずか2回しか記録していない。

昨季に爆発的なランプレーで29位に沈んだラムズは、ランプレーでより多くのビッグプレーを生み出すことを目指している。

RBコーチのロン・ゴールドは、オフシーズンの練習でウィリアムズの爆発力がすでに増しているのを感じていると語った。

ゴールドはチーム公式サイトに「最初に目についたのは彼の爆発力だった」と述べている。

「私が気づいたことの1つは、走る際にしっかりと地面を捉える能力だ。それには彼が努力を重ねてきたことがはっきりと表れており、本当に満足している」

チーム公式サイトによると、ウィリアムズと代理人のドリュー・ローゼンハウスは今オフシーズンにラムズのフロントオフィスと契約延長について継続的に話し合いを重ねてきたという。ウィリアムズは新人契約の最終年を迎え、新たな契約を模索している。交渉が難航しているにもかかわらず、ウィリアムズはRB陣を支えるために自主参加のオフシーズンワークアウトにも参加してきた。

「リーダーシップについて話すなら、それがまさにそうだ」とゴールドは話している。

「つまり、彼はチームを結束させ、みんなを1つにまとめ、全員が同じ方向に進んでいくようにするという点で素晴らしい仕事をしてきた」

昨シーズンにラムズのラン攻撃をけん引したウィリアムズは、契約延長を求めている。ウィリアムズはチームの総ランヤード(1,765ヤード)のうち1,299ヤードを稼いだ。

ラムズは今シーズン、爆発的なプレーを増やすだけでなく、ウィリアムズの負担軽減も図るだろう。2024年ドラフト3巡目で指名されたブレイク・コラムの昨季のキャリー数はわずか58回だったが、今季はより多くの出場機会を得ると見込まれている。トレーニングキャンプでは、ドラフト4巡目指名を受けた新人のジャルケス・ハンターが今季にどのような役割を担うかが明らかになるだろう。ゴールドはハンターのスピードを“スーパーパワー”と呼び、ラムズがバックフィールドからビッグプレーを生み出すために活用できる要素だと評価している。

【RA】