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【2016年シーズン】第12週サンクスギビングトリプルヘッダー見どころ

2016年11月24日(木) 23:09


2016年シーズン感謝祭【NFL.com】

感謝祭の日にNFLの試合を見る伝統は長年に渡ってアメリカ人に愛されてきた。今季はなんと1935年以来初めて、感謝祭の日に行われる3試合に出場する6チームすべてが勝率5割以上を保っている。この6チームは第11週にも白星を手に入れており、勢いに乗るチーム同士の対決は熱戦が期待される。

NFLの感謝祭はミネソタ・バイキングス対デトロイト・ライオンズの一戦で幕を開ける。6勝4敗同士が、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区トップの座をかけて激突。最後に両チームが感謝祭で対戦したのは1995年11月23日で、その試合ではライオンズの元クオーターバック(QB)スコット・ミッチェルが410ヤード、4タッチダウンパスを投げたのに加え、ランニングバック(RB)バリー・サンダースが138ヤードを走る活躍を見せて44対38でライオンズが勝利している。ライオンズは昨シーズンも感謝祭の日に行われた試合に出場しており、その試合ではQBマシュー・スタッフォードが5タッチダウンを決め、45対14でフィラデルフィア・イーグルスを下した。第11週ではジャクソンビル・ジャガーズに勝利しているライオンズは、この試合を制して3連勝達成し、地区首位の座獲得を狙う。対するバイキングスは感謝祭ゲームに過去6回出場し、うち5試合に勝利している。第11週はワイドレシーバー(WR)コーダレル・パターソンが104ヤードキックオフリターンを決めるなどしてアリゾナ・カーディナルスを打ち負かした。

感謝祭2試合目となるのがワシントン・レッドスキンズ対ダラス・カウボーイズ戦だ。第11週のサンデーナイトフットボールでは、QBカーク・カズンズが375ヤード、3タッチダウンをマークしてグリーンベイ・パッカーズを撃破したレッドスキンズ。パッカーズ戦では新人RBロバート・ケリーも137ヤード、3タッチダウンを走り、大爆発した。一方のカウボーイズはQBダック・プレスコットとRBエゼキエル・エリオットの新人コンビの活躍で現在9連勝しており、これはカウボーイズ球団史上最長の連勝記録(1シーズン)となっている。タイトエンド(TE)ジェイソン・ウィッテンが感謝祭ゲームに出場するのはこれで14度目だ。NFC東地区同士の対決となるこの試合では、レッドスキンズが絶好調カウボーイズの勢いを止め、プレーオフ進出の望みをつなげられるかに注目が集まっている。

感謝祭ゲームの最後を飾るのはピッツバーグ・スティーラーズ対インディアナポリス・コルツのプレーオフ進出を狙う2チームの真っ向勝負だ。コルツが最後に感謝祭ゲームに出場したのは2007年のアトランタ・ファルコンズ戦で、試合は元コルツQBペイトン・マニングが3タッチダウンを決めて31対13でファルコンズから白星を挙げている。コルツは第11週のテネシー・タイタンズ戦でQBアンドリュー・ラックが262ヤード、2タッチダウンを投げ、24対17で勝利した。対するスティーラーズも第11週はRBリビオン・ベルやディフェンス陣が奮闘してクリーブランド・ブラウンズに圧勝(24対9)している。