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QBパーディーは大型契約締結後も「パフォーマンスを上げ続ける」と49ersのTEキトル

2025年07月17日(木) 10:57

サンフランシスコ・49ersのブロック・パーディーとジョージ・キトル【Kara Durrette via AP】

サンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ブロック・パーディーはわずかな報酬しか得ていなかった状況から一転し、新たに結んだ大型契約で年平均5,300万ドル(約78億6,333万円)を手にすることになった。この契約により、パーディーは高額報酬に見合った活躍を期待されるようになっている。

スタータイトエンド(TE)ジョージ・キトルはパーディーがプレッシャーに屈することを心配していない。

現地15日(火)、『FanDuel TV(ファンデュエルTV)』の『Up & Adams Show(アップ&アダムス・ショー)』に出演したキトルは「どの選手にも毎日証明すべきことがある」と語り、こう続けた。

「“彼には証明すべきことがある”って言う人は言いたいだけ言えばいいさ。俺はブロックがパフォーマンスを上げ続け、高いレベルでプレーし続けると思っている。それが俺たちにとって一番大事なことだ。俺は毎日成長するために努力するような人たちに囲まれたいし、現状に甘んじるようなやつらとは一緒にいたくない。ロッカールームで自己満足するのは良くないことだからな。つまり、チームの選手が絶えず全力で練習し、毎日成長したいと望んで努力しているなら、素晴らしい環境、素晴らしいチームにいるってことになる。俺はそういう選手たちと一緒にいられることをうれしく思っているし、ブロックはまさにそういう選手の1人だ」

“ミスター・イレレバント”としてNFL入りしたパーディーは、2022年シーズンの途中に先発の座を引き継ぎ、カイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)のオフェンスで輝きを放ってきた。2023年にはプロボウルに選出され、チームをスーパーボウル進出に導いている。チームから負傷者が続出した2024年には成績が落ちたものの、シャナハンHCのスキームで正確なパスを投げられることを証明した。

キトルはキャリア半ばにケガに悩まされ、一時的に成績が低迷したものの、パーディーがフルタイムの先発になってからの2シーズンでは連続して1,000ヤード超えを達成している。

6度のプロボウル選出を誇るキトルは、パーディーは大型契約に見合う活躍をできるのかという質問を一蹴し、ロッカールームの文化とクオーターバックの精神力について指摘しながら次のように語った。

「うちのチームは、チーム施設に入ったら努力し、一生懸命に取り組み、毎日全力を尽くすという文化をしっかり築き上げてきた。外部の雑音は放っておけばいい。人はいろいろ言いたがるものだ。サンフランシスコ・49ersのクオーターバックは、これまでプレーしてきた選手たちのおかげで、スポーツ界で最も注目を集める立場の1つだと思う。それはこの仕事につきものだと思うし、仕方ないさ。俺はブロックのことをあまり心配していない」

「彼とは今年、何日もナッシュビルで一緒に過ごした。何度も一緒にルート練習やワークアウトをしてきたけど、あれは意志の強い人間だ。彼の仕事に対する姿勢は素晴らしい。来週、彼と一緒にチーム施設に戻ることを楽しみにしている」

49ersのベテラン選手は7月22日(火)にトレーニングキャンプに集合し、6勝11敗で終えた昨季の雪辱を果たすことを目指す。

【RA】