バイキングスWRアディソンがより軽い罪状の受け入れによりDUI事件に決着
2025年07月18日(金) 13:01
ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)ジョーダン・アディソンが、2024年に飲酒および薬物の影響下での運転(DUI)の疑いで逮捕された件について、より軽い罪状に対して異議を唱えない姿勢を示すことで決着をつけたと、弁護士が現地17日(木)に明らかにした。
昨年7月、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールが車線を塞いでいる故障車の通報を受けて出動し、アディソンは白のロールスロイスの運転席で眠っているところを発見され、その場で逮捕された。
NFLでの2シーズンで通算レシーブ133回、1,786ヤード、タッチダウン19回を記録しているアディソンは今回、カリフォルニア州で“wet reckless(ウェット・レックレス)”と呼ばれる軽罪への司法取引に応じた。弁護士のジャクリーン・スパラーニャによると、アディソンは罰金を支払い、オンライン講座を2つ受講することで、保護観察期間が12カ月から6カ月に短縮される見通しだという。
ウェット・レックレスとは、DUIで起訴された人物が、より軽い軽犯罪である危険運転の罪を受け入れることで成立する司法取引の一種。「ウェット」はアルコールまたは薬物の関与を意味する。
スパラーニャは「アディソン氏の件は裁判になっても十分に戦える内容でしたが、市検察官によるウェット・レックレスの提案を受け入れ、自ら責任を取る姿勢を私は評価しています。これで彼はこの件を過去のものとし、有望なキャリアに集中することができます」とコメントした。
代理人を務めるティム・ヤンガーはSNSへの投稿で、アディソンが「これまでの法的手続きの過程を通じて常にチームに状況を報告しており、今後もチームにとって価値ある存在であり続けることに全力を尽くしていく」と述べている。
アディソンは今後、NFLから処分を受ける可能性がある。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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