ロイド・ハウエルがNFLPA事務局長を辞任
2025年07月18日(金) 14:10
ロイド・ハウエルが自身のリーダーとしての立場をめぐる問題が数週間にわたって組織の妨げになっているとして、NFLPA(NFL選手会)の事務局長を辞任した。
ハウエルは現地17日(木)に発表した声明で「2年前、私はNFLPAの事務局長の役割を引き受けた。この組合の使命と、アメリカで最も人気のあるスポーツの選手たちに前向きな変化をもたらす集団行動の力を深く信じているからだ」と述べ、こう続けた。
「私たちのメンバーは、健康、安全、経済的な将来、そして長期的な幸福のために、絶え間なく戦う組合に恵まれるべきだ。私の最優先事項は、専心してこの組合に奉仕することで、その戦いを先導することだった」
「私のリーダーシップが、NFLPAが日々進めている重要な仕事の妨げになっていることは明らかだ。そのため、私はNFLPA執行委員会に対し、NFLPAの事務局長および理事会議長を即時辞任する意向を伝えた。これにより、NFLPAが来るシーズンに向けて選手会員に引き続き集中できることを願っている」
『ESPN』に、NFLフランチャイズの少数株式取得をリーグから承認されている未公開株式投資会社『Carlyle Group(カーライル・グループ)』で非常勤のコンサルタント職を続けていることを報じられて以来、ハウエルは厳しい批判を受けてきた。
それに先立ち、NFLPAとリーグが、クオーターバックの報酬をめぐってオーナーたちが共謀していた可能性に関する仲裁人の判断を非公開にするための秘密保持契約を結んでいたことが明らかになっている。
ESPNが木曜日に報じた最新の問題は、ハウエルに賛成票を投じた2人の選手代表が、ハウエルが上級幹部として『Booz Allen(ブーズ・アレン)』社に在籍していた2011年に性的差別と報復行為で訴えられていたことを知らなかったという内容だった。
ハウエルは「この2年間を通じてNFLPAで成し遂げてきたことを誇りに思う」と述べ、「私はこれまで通り大きな声でサイドラインから選手たちを応援し続けるつもりだ。NFLPAが選手たちをフットボールの未来の中心に据え続けると確信している」と続けた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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