ニュース

QBフィリップ・リバースがチャージャーズの一員として正式に引退

2025年07月22日(火) 12:19

フィリップ・リバース【AP Photo/Kelvin Kuo】

クオーターバック(QB)フィリップ・リバースは2021年に現役を引退した。

それから4年の時を経て、リバースはロサンゼルス・チャージャーズの一員として正式に引退を表明している。

チャージャーズが現地21日(月)、リバースが16年間司令塔として活躍したチームの一員として引退し、輝かしいキャリアを正式に締めくくることになったと発表。

リバースは引退発表に伴って公開した動画で「その16年間と、クオーターバックとして信頼してくれた彼らに感謝している。それを当たり前だと思ったことは一度もない。およそ240試合も連続でユニフォームを着てチャージャーズを率いたことを、決して当たり前とは思わなかった」と語っている。

「フィリップ・リバース、永遠に」

リバースはチャージャーズでの輝かしいキャリアの中で、プロボウルに8回選出され、最優秀カムバック選手賞も獲得した。また、勝利数(123勝)、パスヤード(5万9,271ヤード)、タッチダウンパス(397回)、第4クオーターでの逆転勝利(27回)、ゲームウイニングドライブ(32回)ではフランチャイズ史上最多記録を保持している。

リバースはチームを6回のプレーオフ進出と、4回の2ケタ勝利に導いた。2007年にはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに出場し、スーパーボウルまであと一歩のところまで迫ったが、最後までその壁を打ち破ることはできなかった。

それでも、15年にわたってチャージャーズの象徴的存在であり続けたリバースは、相手選手に向かって絶えず挑発的な言葉を投げかけながら気迫に満ちたプレーを披露。2017年シーズンを前にサンディエゴからロサンゼルスへ本拠地が移された後もフランチャイズの顔であり続けたリバースは、新しい本拠地で3シーズンにわたってプレーした後、チームと合意の上でフリーエージェント(FA)として新天地を探すことになった。

リバースはその結果としてインディアナポリス・コルツに加入。そこで1年間を過ごした後に引退を決意した。

よりふさわしい形で引退するためにチャージャーズに再び加入したリバースは、一度原点に戻ってから現役を退いている。

【RA】