ニュース

ふくらはぎ負傷でキャンプへの参加が危ぶまれるカーディナルス新人DTノーレン

2025年07月24日(木) 08:30

アリゾナ・カーディナルスのウォルター・ノーレン【AP Photo/Ross D. Franklin, File】

アリゾナ・カーディナルスからドラフト1巡目指名を受けたディフェンシブタックル(DT)ウォルター・ノーレンが今オフシーズンのトレーニング中にふくらはぎを負傷し、今後のトレーニングキャンプを欠席する可能性があると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

ヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンはノーレンのケガを正式に発表したものの、離脱期間については明言を避けている。

チーム公式サイトによると、ギャノンHCは現地23日(水)に「(彼は)しばらくの間、離脱することになる」と述べたという。

また、ギャノンHCはノーレンの離脱がレギュラーシーズンにも影響するかどうかは分からないとつけ加えた。

再編されたカーディナルスのディフェンシブラインは早い段階で手痛い打撃を受けている。2025年NFLドラフトの全体16位で指名されたノーレンは、突破力のあるインテリアプレーヤーであり、即戦力として出場機会を争うことが期待されていた。

『Associated Press(AP通信)』によれば、ギャノンHCは「彼は復帰に向けて懸命に取り組んでいる」と語ったという。

カーディナルスは今オフシーズンにディフェンシブラインの強化を最優先事項とし、フリーエージェント(FA)でアウトサイドラインバッカー(OLB)ジョシュ・スウェット、ディフェンシブエンド(DE)ダルヴィン・トムリンソン、DEカライス・キャンベルを獲得し、ドラフトではノーレンとラインバッカー(LB)ジョーダン・バーチを指名した。

また、カーディナルスは2024年ドラフト1巡目で指名したダリウス・ロビンソンの飛躍にも期待している。ロビンソンも新人時代にふくらはぎのケガで長期離脱を余儀なくされていた。ギャノンHCはノーレンのケガはロビンソンが1年前に見舞われたものとは“少し異なる”と説明している。

ノーレンの負傷だけではなく、カーディナルスのディフェンシブラインには他の問題も生じているため、ユニットの層の厚さが試されることになりそうだ。ノーレンと同様に、BJ オジュラーリ(膝)やビラル・ニコルズ(首)も水曜日にPUP(故障者)リストに登録された。両選手とも、昨シーズンに見舞われたケガからの回復途中で、まだ練習に参加できる状態ではない。

【RA】