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ジェッツQBフィールズが練習中につま先を脱臼、日ごとの観察へ

2025年07月25日(金) 09:00

ジャスティン・フィールズ【Todd Rosenberg via AP】

クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが右足のつま先を脱臼したため、現地24日(木)朝に練習を途中離脱したとニューヨーク・ジェッツが発表した。

チームによると、フィールズは長期離脱が必要になるような深刻なケガには至っておらず、日ごとの観察になるという。

フィールズがつま先を脱臼したと最初に報じたのは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートであり、骨折はしておらず、脱臼したのは親指ではなかったと伝えている。

現地にいた報道陣によると、フィールズは右方向に動きながらタイトエンド(TE)ジェレミー・ラッカートへパスを投げるもインコンプリートに終わったプレーの後、足を引きずっていたことから練習序盤にカートに乗せられて退場したという。一時的に地面に倒れ込んだフィールズは、トレーナーに支えられながらフィールドを離れ、負傷者用テントでしばらく過ごした後、カートに乗せられてロッカールームに運ばれた。

ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは木曜日、プレーの展開から判断してフィールズはつま先を踏まれたと考えていると報道陣に明かしている。

ジェッツは今オフシーズンにフィールズと2年4,000万ドル(約58億7,972万円)の契約を結び、すぐに先発に指名した。チームにはタイロッド・テイラーがベテランバックアップとして残留している。木曜日にフィールズが負傷して離脱した後はテイラーがファーストチームの指揮を引き継いだ。

グレンHCはテイラーについて「一番重要なのは、もしジャスティンに何かあっても、プレーコールに関して私たちがやりたいことに何の支障もないということだ」と述べている。

「スキルセットについても非常によく似ており、それは私たちにとって魅力的だった。リーダーシップの能力や、彼について聞いてきたこともそうだ。私も彼と対戦したことがあるが、選手たちが自然と彼にひきつけられているのが分かる。彼が何かを言うと、コーチ陣も含めてみんなが耳を傾けるんだ。長い間このリーグにいて、勝つために何が必要かを分かっているし、本当に良い人間だ。そんな彼がここにいることに、私たちはみんなワクワクしている」

就任1年目の攻撃コーディネーター(OC)タナー・エングストランドの下で新しいシステムを学んでいるフィールズにとって、長期離脱は大きな痛手となるため、ジェッツは深刻なケガではないとの知らせを受けて安堵(あんど)のため息をついただろう。

現在26歳のフィールズは昨季、1シーズンのみを過ごしたピッツバーグ・スティーラーズで負傷することなく6試合に先発出場した。しかし、シカゴ・ベアーズでのキャリア最初の3シーズンでは鼠径部、肋骨、肩、股関節、親指など、さまざまなケガに悩まされていた。

【RA】