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チャージャーズLTスレーターが練習中に膝蓋腱を断裂、シーズン終了に

2025年08月08日(金) 08:34

ロサンゼルス・チャージャーズのラショーン・スレーター 【AP Photo/Kyusung Gong, File】

現地7日(木)、カリフォルニア州エルセグンドでロサンゼルス・チャージャーズに悲劇が襲った。

傑出したレフトタックル(LT)ラショーン・スレーターが膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し、シーズン終了となる手術を受けることになったとチャージャーズが発表。2度のプロボウル選出を誇るスレーターは故障者リザーブ(IR)に登録される。

練習に参加していたスレーターは、パスプロテクションの最中に後方へ倒れた際に負傷。すぐに手当てを受け、カートに乗せられてフィールドを後にした。

今回の負傷はチャージャーズにとって極めて大きな打撃だ。チームは今後、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートのブラインドサイドを守るポジションに控えのトレイ・ピプキンスを起用するのか、それともレフトタックルの変更だけにとどまらず、先発オフェンシブラインマン(OL)を組み替えるのか、決断を迫られる。ニューヨーク・ジェッツ時代にレフトタックルとしてプレーした経験がある先発ライトガード(RG)マカイ・ベクトンをそのポジションに回す可能性もあるが、ベクトンは昨季にフィラデルフィア・イーグルスの一員としてインサイドでプレーするようになってからの方がはるかに良いパフォーマンスを見せている。また、チャージャーズには2024年ドラフト1巡目で指名したジョー・アルトをライトタックル(RT)からレフトタックルに移す選択肢もあるだろう。

ヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーとチャージャーズがスレーター不在のままプレーオフ返り咲きを目指す中、スレーター本人はまたもや立て直しを図ることになる。

2021年ドラフト1巡目指名を受けたスレーターは、ルーキーシーズンにプロボウルに選出されたが、2022年シーズンは二頭筋の負傷により3試合の出場にとどまった。そして、2024年にキャリア2度目のプロボウル選出を果たした後、再び深刻なケガに見舞われている。

幸いなことに、スレーターは数週間前に好条件の契約延長を締結したところだった。

しかし、今この瞬間、木曜日に南カリフォルニアで見舞われたケガによってスレーターとチャージャーズは大きな打撃を受けている。

【RA】