ニュース

【2016年シーズン】第12週サンデーフットボールの見どころ

2016年11月26日(土) 00:50

デンバー・ブロンコスのチアリーダー【AP Photo/Joe Mahney】

感謝祭ゲーム3試合の後も第12週は勢いを緩めない。

現地27日(日)に行われる注目試合として、まず挙げておきたいのがアリゾナ・カーディナルス対アトランタ・ファルコンズの一戦だ。

カーディナルスのオフェンスの要となるのは今季全10試合を通して、パスとランを合わせて100ヤード以上記録しているランニングバック(RB)デイビッド・ジョンソンだろう。第11週はミネソタ・バイキングスに30対24で惜しくも敗れているカーディナルスはジョンソンのパフォーマンスに期待したいところだ。

対するファルコンズはバイウイークを経ての一戦となり、現在6勝4敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区首位を走っている。クオーターバック(QB)マット・ライアンの活躍を助けているのが現在レシーブ合計1,105ヤードでリーグトップのワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズだ。この2人のホットラインが確実に機能すれば、プレーオフ進出の鍵をにぎる一戦をものにすることができるだろう。

現在3連勝中で、7勝2敗1分の戦績を誇るシアトル・シーホークスは、2連勝中のタンパベイ・バッカニアーズと対決する。第11週にはWRダグ・ボールドウィンが104ヤードをキャッチしたのに加え、QBラッセル・ウィルソンへの15ヤードパスを通してタッチダウンを決めるなど、フィラデルフィア・イーグルスを26対15で下して勢いに乗っている。シーホークス守備陣もここまでリーグ最少の17.3失点しか許しておらず、大いに貢献している。

一方のバッカニアーズは現在NFC南地区2位で、ファルコンズと1勝差の位置につけている。第11週にはカンザスシティ・チーフスを19対17で撃破し、チーフスの本拠地10連勝を止めている。WRマイク・エバンスは今季リーグ2位の8タッチダウンキャッチをつなげている選手だ。

第11週には同じNFC南地区所属のニューオーリンズ・セインツから勝利を奪い、プレーオフ進出の希望をつないだカロライナ・パンサーズは絶好調のオークランド・レイダースと対戦する。8勝2敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の首位を走るレイダースは現在4連勝中。第11週に行われたマンデーナイトフットボールではQBデレック・カーが3タッチダウンを決めるなどし、ヒューストン・テキサンズから白星をもぎ取っている。パンサーズが強敵を下し、再びプレーオフ進出の望みをつなぎ止められるかどうかに注目したい。

サンデーナイトフットボールを飾るのはカンザスシティ・チーフス対デンバー・ブロンコスのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区所属チーム同士の一戦だ。両チームとも7勝3敗で地区2位タイにつけていることもあり、勝ったチームがプレーオフ進出の可能性が高まる点でも重要な試合だ。チーフス守備陣はエースコーナーバック(CB)マーカス・ピータース、ラインバッカー(LB)ディー・フォードがケガと闘う中、どれだけブロンコスQBトレバー・シーミアンとランニングバック(RB)デボンティー・ブッカーのランを止められるかが鍵になってくるだろう。