ニュース

ペイトリオッツSダガーがセカンドチームに降格

2025年08月15日(金) 08:38

ニューイングランド・ペイトリオッツのカイル・ダガー 【Aaron M. Sprecher via AP】

ニューイングランド・ペイトリオッツのセーフティ(S)カイル・ダガーは2025年に先発の座をかけて争う立場に置かれている。

2020年のルーキーシーズンの途中から先発としてプレーし、昨春には4年5,800万ドル(約85億7,217万円)の契約を結んだにもかかわらず、ダガーはトレーニングキャンプで予想外にも控え選手と共に練習に参加している。

この変化は、新任ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルが前任者の決定に縛られず、自らの方針を打ち出していることを示している。現地13日(水)、ブラベルHCはダガーが先発の座を取り戻すためには何をする必要があるかと質問された。

『Boston.com』によると、ブラベルHCはそれに対して「彼が求められる状態にあり、カバレッジの概念やチームがやっていることをすべて理解しているかどうかを確かめるだけだ。努力と成長を続けること。ほとんどの場合で選手たちはファーストチームでプレーする権利を自らつかんでいる。そして、異なるラインアップになり、異なる状況が生まれる。今は与えられた練習に集中するしかない」と答えたという。

ビル・ベリチック時代からチームに所属している29歳のダガーは、昨シーズンはケガを抱えながらのプレーに苦しみ、オフシーズンには足首の手術を受けた。ブラベルHCは降格にもかかわらず前向きな姿勢を見せるダガーを評価しつつ、現在のダガーは単純に他のセーフティたちに出し抜かれていると認識している。

ブラベルHCは「彼はオフシーズンに長い回復期間を要した。練習に取り組み、改善と努力を続けてきた。練習を重ねれば重ねるほど調子は良くなり、その成果はフットボールフィールドでも発揮されるだろう」と述べた。

ペイトリオッツはセーフティポジションに他の選択肢も持っている。ジェイリン・ホーキンスはジャブリル・ペッパーズの逆サイドで先発の座を狙っており、新人のクレイグ・ウッドソンもファーストチームに参加するチャンスを与えられてきた。

ダガーのようなベテラン選手が先発の座をかけて争うことは、新しいコーチが就任した際によくあることだ。ペイトリオッツのスタッフは今後数週間で、刷新されたディフェンスの計画にダガーが適合するかどうかを判断することになる。セカンドチームに降格したダガーは、チームが多額のデッドマネーを負担することになったとしても、ロースターを53人に絞る期日となる8月26(火)にトレードまたはカットの対象となる可能性がある。

【RA】