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フロリダ州検察がブラウンズ新人RBジャドキンスを正式起訴しないことを決定

2025年08月15日(金) 10:51

クリーブランド・ブラウンズのクインション・ジャドキンス【AP Photo/Sue Ogrocki】

『NFL Media(NFLメディア)』が現地14日(木)に入手したフロリダ州ブロワード郡地方検事局の文書によると、クリーブランド・ブラウンズの新人ランニングバック(RB)クインション・ジャドキンスは、検察の判断により、軽罪にあたる暴行罪で起訴されないことになったという。

ブロワード郡保安官事務所の記録によると、ジャドキンスは7月に逮捕され、接触もしくは打撃による暴行/家庭内暴力の容疑で起訴されたという。捜査の結果、検察はさまざまな要因を踏まえて有罪判決は困難だと判断し、起訴を見送った。

記録には次のように記されている。

「この事件は監視カメラの映像には一切映っていない。また、客観的な立場の証人も存在しない。被害者は負傷したことを示す写真を持っていたが、同じ時間帯に撮影された映像では被害者にケガは見られなかった。さらに、写真に写っている被害者の傷については、事件に関するいずれの証言でも説明がつく。加えて、事件の報告が遅れたことも問題だ。被害者は被告と離れて過ごす機会が複数回あり、被告に知られることなく報告する能力と手段があったにもかかわらず、そうしないことを選んだ。以上の理由から、有罪判決が下される合理的な可能性はなく、本件は不起訴となった」

NFLが独自の調査を継続する中、21歳のジャドキンスはリーグの個人行動規範違反によって処分を受ける可能性がある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが入手した声明の中で、リーグの広報担当者は木曜日に「本件については引き続き展開を注視しており、現在も調査中だ」と述べている。

2025年NFLドラフト2巡目でブラウンズから指名されたオハイオ州立大学出身のジャドキンスは、まだ契約を結んでいない状態だ。ミシシッピ大学で2シーズンを過ごした後、昨年にオハイオ州立大学に移ったジャドキンスは、1,060ヤードを記録してチームの全米制覇に貢献し、今年のドラフトで全体36位指名を受けた。

【RA】