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今季が最後でなければ「自分としても驚き」と語る39歳目前のカーディナルスDEキャンベル

2025年08月15日(金) 11:30

アリゾナ・カーディナルスのカライス・キャンベル【AP Photo/Ross D. Franklin】

ディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルがキャリアの締めくくりを迎える場所として選んだのは、始まりの地アリゾナだ。

間もなく39歳になるキャンベルは、現地14日(木)に記者団へ語った際、2025年シーズンが最後のシーズンになることをほぼ確実視した。

「そうならなければ自分としても驚きだ」とキャンベルはアリゾナ・カーディナルスのシニアライターであるダレン・アーバンに語っている。

キャンベルはNFLキャリアの中で数多くの経験を積んできた。最初の9シーズンを砂漠の地で過ごし、オールプロに選出されるまでに成長した。2017年には東へ移り、ジャクソンビル・ジャガーズに加入。短命に終わった“サックソンビル”ディフェンスの重要な一員として活躍。2020年には30歳をとうに過ぎていながらも新たな機会を求め、ボルティモア・レイブンズ(2020年から2022年)とアトランタ・ファルコンズ(2023年)でのプレーを経て、昨季は南フロリダへ戻ってマイアミ・ドルフィンズに在籍した。

衰えを知らぬベテランはキャリアを通じて常に安定した成績を残し、17シーズンで通算サック110.5回と6度のプロボウル選出を記録。全てのシーズンで2ケタの試合に出場し続け、その歩みはプロフットボール殿堂の2010年代のオールディケードチーム入りや、2019年のウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤー賞受賞へとつながった。数年前からキャリアの終盤に差しかかっていると自覚していたキャンベルは、アリゾナに戻ることが最もふさわしいと決断。刷新されたディフェンスに加わり、自身が培ってきた豊富な知識と経験を大きく年下の仲間たちと共有したいと考えている。

キャンベルは有終の美を飾るべく、最後の1年を成功で満たすことを目指す。もっとも、気が変われば2026年に現役続行もあるかもしれない。

【R】