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ドラフト外FAのWRアイザイア・ボンド、性的暴行容疑は不起訴でブラウンズと契約へ

2025年08月15日(金) 12:02

アイザイア・ボンド【Brooke Sutton via AP】

テキサス大学出身のワイドレシーバー(WR)アイザイア・ボンドは4月に性的暴行容疑で逮捕されたものの、刑事責任は問われず、現地14日(木)にクリーブランド・ブラウンズと契約することになったと発表した。

テキサス州コリン郡の地方検事グレッグ・ウィリスは木曜日、大陪審が性的暴行容疑を “不起訴”と判断したことで、ボンドに対する手続きが終了したと発表。これにより、ボンドはNFLでのキャリアを追求できるようになり、その行き先はクリーブランドとなる見込みだ。

ボンドはソーシャルメディアに投稿した声明で次のように述べている。

「何よりもまず、私を信じ、NFLでキャリアを続ける機会を与えてくれたクリーブランド・ブラウンズに心から感謝している。私は6才の頃からフットボールに情熱を注ぎ、このレベルでプレーできるありがたみを忘れたことは一度もない。NFLでプレーできることは特権だと理解しており、子どもの頃の夢をかなえられることに日々感謝している」

「最近浮上した疑惑について、さまざまな疑問や報道があったことは承知している。検察と裁判所が起訴を見送る判断を下したことに感謝している。この経験から知恵を深め、人格を磨き、信仰を強めて成長していきたい。弁護士の助言に従い、今回の件の詳細については言及しないが、私が最初からこれらの疑惑を否定し、無実を主張してきたことは明確にしておきたい。その立場は今も変わらない」

「この機会を与えてくれたクリーブランド・ブラウンズ、特にハスラム氏とベリー氏に心から感謝している。どんな時も寄り添い、決して揺らぐことなく、問題解決に尽力してくれた代理人ダミアン・バトラーと“CMV Sports(CMVスポーツ)”のスタッフ、真実を追求し続けてくれた弁護士のトビー・シュックとクリステン・モーアにも感謝している。トレーナーのウルスラ・ハイナーや“Sports Academy Frisco(スポーツ・アカデミー・フリスコ)”の全スタッフ、そして無条件の愛とサポートを示してくれた両親のペニー・ボンドとエドワード・ボンドにも感謝している。今はフットボールに集中しており、オフェンスを学び、チームメイトと強い関係を築き、クリーブランドのコミュニティに大きく貢献していきたいと考えている」

「ブラウンズの組織と、私を信じてくれたすべての人々が正しかったことを証明する決意を固めている」

「ありがとう。IB」

ブラウンズはまだボンドと契約したことを発表していない。

ボンドは4月に性的暴行容疑で逮捕され、保釈後に疑惑を断固として否定する声明を発表した。その後、ボンドは虚偽の主張と脅迫の試みがあったとして、連邦裁判所に訴状を提出している。

実績は限定的だったものの、アラバマ大学とテキサス大学で才能を示したボンドは、上位指名が期待されていたが、逮捕を受けて4月のドラフトでは指名されなかった。『NFL.com』のランス・ズアーレインはドラフト前、ボンドをマイアミ・ドルフィンズのスターWRジェイレン・ワドルに例え、その卓越したスピードと秘めたポテンシャルに注目していた。

【RA】