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練習復帰し、シーズン第1週の出場に“自信”を見せるタイタンズCBスニード

2025年08月21日(木) 09:35

テネシー・タイタンズのラジャリウス・スニード 【Perry Knotts via AP】

テネシー・タイタンズのコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードは9月7日(日)に敵地でデンバー・ブロンコスと対戦するシーズン初戦に出場できるよう準備を整える予定であり、その実現に“非常に自信がある”と明かしている。

現地20日(水)、スニードは「それはプロセスだ。みんながそのプロセスを信じ、シーズン第1週に万全の状態で臨めるようにしているところだ」と語った。

身体検査に合格したスニードは、PUP(故障者)リストから外れ、水曜日に練習に復帰した。

タイタンズは2度のスーパーボウル制覇経験を持つスニードが先発を務めることに大きな期待を寄せている。2024年3月にトレードで獲得されたスニードは、その時点でNFLで5番目に高い報酬を得るコーナーバックとなった。

しかし、2024年シーズンは5試合の出場にとどまっている。ハムストリングのケガで出場が制限された後、大腿四頭筋の負傷により故障者リザーブ(IR)に登録されたからだ。スニードによれば、大腿四頭筋のケガは深刻で独特なものだったが、手術は必要なかったという。

スニードはオフシーズンのキャンプ中に、自身のコンディションはこれまでで最も良いと話していた。しかし、タイタンズはトレーニングキャンプ開始時にスニードをPUPリストに登録。チーム関係者によれば、スニードは5月に膝に軽い処置を受けたという。

スニードは水曜日、その判断は自分で下したわけではなく、“シーズンに万全の状態で臨めるように”タイタンズが慎重に進めることを選んだのだと説明した。

守備コーディネーター(DC)デナード・ウィルソンは、5年のキャリアを持つスニードについては日毎の経過観察をし、徐々に練習に戻していく方針だと述べている。

ウィルソンDCは練習前に「彼が戻ってくるのは喜ばしいし、本人もうずうずしている」と語った。

「ここにくるまで、彼はトレーニングルームでできる限りのことをすべてやってきた。だから、フットボール選手としてだけじゃなく、人としても、あの青年のことを思うとワクワクする。どれだけ努力してきたか知っているからね」

スニードはキャリア通算で10回のインターセプトを記録しているが、タイタンズではまだ一度も記録していない。2年目のCBジャーヴィス・ブラウンリーJr.とロジャー・マクレアリーが所属するセカンダリーでは、スニードの経験が求められている。スニードは自身が持つフィジカルなプレースタイルをいずれ発揮できるはずだと語った。

「それが俺だ」とスニードは言う。

「リーグに入ってから、もう6年になるっけ? フィジカルなコーナーバック。それが俺だ。あとはテクニックを磨くだけだ」

フィールド外の問題として、スニードは2024年12月に発生した事件をめぐって、テキサス州で訴訟を抱えている。

テキサス在住の男性は12月にディーラーの駐車場に停めたメルセデス・ベンツ車内に座っていた際、スニードまたはその個人秘書から発砲を受けたと主張し、スニードに対して少なくとも100万ドル(約1億4,743万円)の損害賠償を求めて提訴した。男性の弁護士は4月に『Associated Press(AP通信)』に対し、スニードとその共犯者が凶器を使用した加重暴行の容疑で逮捕されたと述べている。

裁判官は5月にこの訴訟を調停に付したと報じられている。

テキサスでの法的問題について心配していないと明かしたスニードは、「今はチームと一緒にここにいる。それだけを考えていくつもりだ」とコメントした。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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