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ファルコンズRTマクガリーが練習中にカートに乗せられてフィールド離脱、左脚を負傷か

2025年08月21日(木) 11:32

アトランタ・ファルコンズのケイレブ・マクガリー【Michael Owens via AP】

アトランタ・ファルコンズのライトタックル(RT)ケイレブ・マクガリーが現地20日(水)の練習中に左下腿を負傷した可能性があり、カートに乗せられてフィールドを後にした。これにより、ファルコンズは金曜夜に敵地で行われるダラス・カウボーイズとのプレシーズン最終戦に向けて新たな課題を抱えることになった。

2019年ドラフト1巡目で指名を受け、出場した93試合中92試合で先発を務めてきたマクガリーの最新情報については、MRI検査の結果が出た後に“適切なタイミングで”提供するとファルコンズは発表している。

マクガリーを欠くことになれば、ファルコンズは左利きのクオーターバック(QB)マイケル・ペニックスJr.のブラインドサイドを守る新たなブロッカーを見つけなければならない。2024年ドラフト1巡目指名を受けたペニックスJr.は今季に初めてフルで先発を務めることになっている。

マクガリーは最近、2027年シーズン末までの契約延長にサインした。

新人ディフェンシブバック(DB)ビリー・ボウマンJr.は「練習中に先発タックルを失うのは本当に悲しいことだ」と語り、「そんなことは絶対に起こってほしくない。最終的にはみんなで彼を支え、彼のために戦うつもりだし、彼が早く回復することを願っている」と続けている。

また、ボウマンJr.は、マクガリーについて“チームのために人がやりたがらない仕事をすべて遂行し、チームにいる多くの人にとって、とても大切な存在”だと説明した。

ファルコンズの最新のデプスチャートでは、キャリア6年目のブランドン・パーカーと新人のジャック・ネルソンがマクガリーの主なバックアップとして挙げられている。水曜日の練習では、8年のキャリアでオフェンシブタックル(OT)とガード(G)の両ポジションを経験してきたイライジャ・ウィルキンソンがマクガリーの代わりを務めた。

もう1人のバックアップOTストーム・ノートンは詳細非公開のケガを下半身に抱えているため、カウボーイズ戦には出場しないと見込まれている。

マクガリーはヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスがカウボーイズ戦でほとんどの先発選手を欠場させる方針を発表してから1時間も経たないうちにケガに見舞われた。モリスHCはペニックスJr.とベテランバックアップQBカーク・カズンズが出場しないことも明らかにしている。それは2人がプレシーズンゲームに1スナップも参加しないことを意味するが、先週に行われたテネシー・タイタンズとの合同練習では、両者とも長時間プレーしていた。

また、モリスHCはドラフト1巡目で指名した新人ディフェンシブエンド(DE)のジェームズ・ピアースJr.とジャロン・ウォーカーも欠場させる予定だと明かしている。

モリスHCはカウボーイ戦で欠場させる選手について「先発選手だけではなく、プレーを確認する必要がない重要な選手たちもそうだ。私にとって重要なのは、ケガのリスクを減らすことだ」と語った。

ファルコンズのヘッドコーチとして2シーズン目を迎えるモリスHCは、水曜日にオフェンシブラインの層の厚さに自信を示し、次のようにコメントしている。

「ここに来てからずっとオフェンシブラインの層の厚さには本当に満足している。オフェンシブラインに関して、先発と控えだけでなく、それ以降についても自信を持てるチームはあまりない。うちには重要なスナップを経験してきた選手がそろっている」

モリスHCはノートンの負傷によってネルソンが“かなり多くのプレー機会”を得たと語った。また、現状を楽観視する理由としてウィルキンソンの多才さと先発経験を挙げている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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