DTシモンズと小競り合いも敵意はないとタイタンズQBウォード、「楽しかったし、必要なことだった」
2025年08月21日(木) 13:02
テネシー・タイタンズはフランチャイズの立て直しを図っており、チーム文化の改善が不可欠となっている。現地18日(月)にオフェンスとディフェンスの間で小競り合いが発生した際に、そのプロセスの一端が見られた。
時間を置いて感情が落ち着いた後、クオーターバック(QB)キャメロン・ウォードはその小競り合いの中からポジティブな点だけを見出している。
『ESPN』によると、ウォードは水曜日に「ジェフ(ジェフェリー・シモンズ)はめちゃくちゃ強い。楽しかったし、俺たちに必要なことだったと思う。競い合うのは大好きだし、俺とジェフだけの話だ。彼がチームメイトであることにワクワクしている」と語ったという。
小競り合いは、オフェンスがレッドゾーンドリルでタッチダウンを決めた後、ウォードが喜びを示す際にプロボウル選出経歴を持つディフェンシブタックル(DT)ジェフェリー・シモンズに手を置いたことで発生。その行動に怒ったシモンズがウォードを押しのけ、衝突に発展した。
シモンズはその後、4月に行われたドラフトで1巡目指名を受けたウォードに手を出すべきではなかったと認めたが、オフェンス陣がすぐにウォードをかばったことには励まされたと話している。
『Associated Press(AP通信)』によると、シモンズは「結局のところ、クオーターバックに手を出しちゃいけないことは分かっている。合同練習中に誰かが俺たちのクオーターバックに触れたら、間違いなく俺が真っ先に飛び込むだろう。だから、オフェンスがクオーターバックを守ったことには敬意を表する」と話したという。
ウォードとシモンズが口論したのは月曜日が初めてではなく、両者は1カ月以上も前から言葉の応酬を繰り返している。ウォードは参加必須のミニキャンプの時点で、すでに年上のシモンズを恐れることなく口答えをしていた。
プレシーズンでもその態度は変わっていない。
ESPNによれば、ウォードは「ここに来て、ほとんど真っ先に挑発したくなるのは彼だ。毎日の練習で最初に俺に絡んでくるのも彼だ」と語ったという。
レギュラーシーズン開幕まで3週間を切る中、タイタンズはすべての試合に気合を入れて臨む必要があることを認識している。タイタンズはNFLの中で二流チームと見なされており、良い結果を出すまでその評価は変わらないだろう。
その目標を達成するための第一歩は、負けん気の強さを持つことだ。月曜日の出来事は、タイタンズが2025年にそうした姿勢を存分に見せることを示している。
【RA】