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プレシーズンの熱狂に動じないペイトリオッツRBヘンダーソン、「愛は憎しみに変わる」

2025年08月21日(木) 13:39

ニューイングランド・ペイトリオッツのトレヴェヨン・ヘンダーソン 【AP Photo/Steven Senne】

ルーキーランニングバック(RB)のトレヴェヨン・ヘンダーソンは、トレーニングキャンプとプレシーズンを通じて注目の的となっている。これは、2025年シーズンのニューイングランド・ペイトリオッツにおいて、彼が重要な戦力となる前触れかもしれない。

キャリア初のタッチで記録したプレシーズンでの100ヤードのキックオフリターンから、先週にディフェンスを何人も交わしながら決めた8ヤードのタッチダウンに至るまで、ヘンダーソンはあらゆる場面で注目を集めてきた。オハイオ州立大出身のヘンダーソンは、自身への熱視線を理解しているが、決して慢心するつもりはないと言う。

現地13日(火)、ヘンダーソンは「SNSとか、そういうのはあまり気にしていない」と『Mass Live(マス・ライブ)』に語った。

「今は活躍しているから称賛されているけど、それが純粋な愛情から来ているとは思っていない。結局のところ、みんな俺のことをフットボール選手として見ているから、もしうまくいかなくなったら、愛は憎しみに変わる。一番大事なのは、神の目に映る自分に集中すること。それが俺の焦点だ」

トレーニングキャンプやプレシーズンでの活躍は、ポジションによっては当てにならないまやかしになることもあるが、ランニングバックは例外のひとつで、レギュラーシーズンでの成功と強く結びつく傾向がある。たとえエキシビションマッチであっても、その能力が際立って見えるなら、それは活躍の前兆と言える。そういった意味で、ヘンダーソンの存在感を無視することはできない。

対戦したミネソタ・バイキングスの守備コーディネーター(DC)ブライアン・フローレスをはじめとする他チームのDCでさえ、ヘンダーソンの能力には驚かされているようだ。

ヘンダーソンはスピード、パワー、そして視野の広さを兼ね備えており、ペイトリオッツのラン攻撃を活性化させる存在になるだろう。当面はラモンドレ・スティーブンソンとタッチ数を分け合う形になるかもしれないが、将来的にはヘンダーソンがその中心となるはずだ。

注目を集める中でも、ヘンダーソンはまだ始まったばかりだと話している。

「楽しいよ。もちろん、ハードだけどね」とヘンダーソンはコメント。

「厳しいことも多いけど、それと同時に、仲間たちと時間を過ごしたり、いろいろな場所から来た選手たちと知り合ったり、絆を築いていく過程を楽しんでいる」

【R】