バッカニアーズがシーズン開幕を前にWRゴッドウィンをPUPリストからアクティブ登録へ
2025年08月22日(金) 08:33
タンパベイ・バッカニアーズはワイドレシーバー(WR)クリス・ゴッドウィンがシーズン序盤に復帰する可能性を残している。
現地21日(木)、バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズがベテランレシーバーのゴッドウィンをPUP(故障者)リストからアクティブ登録し、2025年シーズン開幕に向けて53人のロースターに登録すると発表した。
ボウルズHCはゴッドウィンについて「彼はPUPリストから外れたが、フットボールをするためのコンディションなど、あらゆる面を整えなければならないから、早い段階でプレーすることは期待していない」と述べている。
また、ボウルズHCはオールプロ選出経歴を持つレフトタックル(LT)トリスタン・ワーフス(膝)もアクティブ登録された状態でシーズン開幕を迎えるとつけ加えた。
PUPリストから外れるものの、現在もリハビリを続けるゴッドウィンはシーズン初戦には出場しないと見込まれており、10月まで欠場が続く可能性もある。しかし、今回の措置を受けて、少なくともシーズン第5週より前に復帰する可能性が残された格好だ。
復帰時期の目標はあるのかと質問されたボウルズHCは「いや、とにかく彼の準備ができたときだ」と答え、「長期間離脱していたから、プレーするためのコンディションを整えないと。トリスタンも同じだ。だが、2人ともリストからは外れるから、今後の経過を見守っていく」と続けている。
ゴッドウィンは2024年シーズン第7週に足首を脱臼し、その影響は2025年シーズンにも続いている。バッカニアーズは春からゴッドウィンの復帰に楽観的な見方を示してきた一方で、シーズン第1週のアトランタ・ファルコンズ戦に向けて無理に復帰を急ぐことはなかった。
今オフシーズン、ゴッドウィンは他チームからより高額のオファーを得られる可能性があったにもかかわらず、バッカニアーズと3年6,600万ドル(約97億9,737万円)で再契約した。
PUPリストから外れることで、29歳のゴッドウィンは出場に向けた準備段階に入ることができる。
WRジェイレン・マクミランが首の負傷によりシーズンの大半を欠場すると報じられたことを受け、今回の動きはバッカニアーズにとって朗報となった。
ゴッドウィンが復帰するまで、バッカニアーズはクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドの主なターゲットとして、ドラフト1巡目で指名した新人のエメカ・エブカと、その逆サイドでプレーするマイク・エバンスに頼る見込みだ。
【RA】